金沢山岳会 会報 219
発行者:藤村 勇
編集者:流 豊秀
   



▲ 取立山・護摩堂山 ▲ 2023年3月20(日)  

参加者 : 木谷、桶川、流、東川 ・・・ 計4名

取立山・護摩堂山 計画書

白山さん駐車場700 → 805取立山登山口駐車場815 → 920夏季駐車場 → 1115取立山 → 1145避難小屋 → 1155こつぶり山1325

 → 1400護摩堂峠 → 1445護摩堂山1455 → 1705おいの水谷駐車 → 1720取立山駐車場 → 1750比唐フ湯 → 1910白山さん駐車場

 ※18日(土)を予定していたが雨予想の為、天気の良い19日(日)に変更。




白山さんを車2台で出発。

・国道157号のおいの水谷駐車場に車1台を置く。

・取立山登山口駐車場に8時頃着いたが車は意外に少なく20台程。

・林道は車両通行止めで、最初から林道歩き。雪の無い道はキャンプ場あたりまで、それから先は雪道。トレースがしっかり付いていてツボ足で楽々。

ショートカットせず林道歩きで夏季駐車場へ。約1時間で着くことが出来た

・夏季駐車場から先の登山道は雪が積もっていたが固く締まっていてトレースもしっかり付いて歩きやすい。ここもツボ足で登って行く。

・快晴、無風、寒くなく快適。尾根に出ると越前大日、経ヶ岳など福井の山々が素晴らしい。

・1か所登山道をそれた急斜面、踏み跡はしっかり有ったがツボ足では危険を感じる直登。

・急斜面を登り切った先は山頂に続く快適な尾根歩き。真っ白な白山、経ヶ岳、・・・

・取立山山頂が近づき真っ白な尾根の先に白山がだんだん大きくなってくるこの景色はいつ来ても素晴らしい。

1115取立山山頂に到着。山頂の標柱は雪の下で見えず。山頂には先着が2人。

雲一つない快晴、白山、別山、大長山、経ヶ岳、越前大日山・・・360度の大パノラマ。

・景色を堪能した後、こつぶり山に向かう。こつぶり山方面に付いているトレースに従い進む。

・広々とした取立平を歩くのは気持ちが良い。

・避難小屋はほとんど雪に埋まっている。今年は例年に比べ雪が多い。

1155こつぶり山山頂着。山頂には誰も居ない。我々の一人占め。

・白山、別山が良く見える場所で昼食休憩。今回も豪華昼食。日本酒でカンパーイ !!!

山岳会館裏で採れたシイタケを焼いて食べる。新さんご馳走様、ありがとう。

東川さんは韓国料理の大豆、トマト、ニンジンなどの入ったスープを作って持って来てくれた。


   
            越前大日山                        取立山山頂と遠くに白山・別山


   
          取立山山頂                           取立山山頂から 取立平と白山


   
          雪に埋まった避難小屋                 こつぶり山山頂で昼食


   
          新さんが育てた会館裏のシイタケ            御馳走の色々


   
           こつぶり山山頂                      護摩堂山への尾根歩き




1時間半の昼食後、次の護摩堂山に向かう。雪が柔らかくなってきたのでカンジキを装着。

・護摩堂山へは左に越前大日、右に白山の・景色抜群のなだらかな尾根を辿って行く。

・護摩堂峠周辺にはイグルー造りの講習会が有ったようで、沢山のイグルーが残されていた。

1445護摩堂山到着。ここからの白山の景色も素晴らしい。

山頂には2人のスキーを履いた登山者、なんと自転車も。担いで上がって来たそうで、下りも担いで下るそうだ。何のための自転車か?

・景色を堪能した後、おいの水谷の駐車場を目指して下る。

・踏み跡が有りそれを辿って行くが所々で見失い、迷い迷い下る。

沢に道を遮られ登り返しを余儀なくされたりで結構苦労したが、GPSのおかげで何とか下る。

・国道への最後の下りで、林道をそのまま下って行けばよいものを、道を反れて下って行き、

 車を止めてある所よりもかなり勝山寄りに外れた所(以前の山行と同じ所)に下りてしまった。

おいの水谷駐車へは国道を歩いて戻る。

1705おいの水谷駐車場着。

予定よりかなり遅くなり、残っている車は我々の車のみ。

1720取立山登山口駐車場着。残っていた車は我々の車以外に3台。

・帰りに比唐フ湯で入浴、

1910白山さん駐車場着、解散。




   
            ブナ林                          護摩堂山山頂


   
          護摩堂山山頂から 白山 別山               自転車をかついでスキーで下る若者


   
           護摩堂山から下山開始                  国道付近は雪が無くヤブ

 

    ※日にちを変更したため不参加者が多く出て、男4人の登山となりました。

    ※終日雲一つない晴天で、白山をはじめとする山々の景色は素晴らしかったです。

    ※こつぶり山まではツボ足で行けましたが、午後からは雪が柔らかくなりカンジキ装着となりました。

    ※こつぶり山からの下りは踏み跡と、GPS頼りでしたが、コースを外れることも有り苦労しました。


取立山・護摩堂山のスライドショー





▲ しかり場 ▲ 2023年3月4(土)  

参加者 : 桶川、流、山本(幸)、福井、山崎(博)、山崎(あ) ・・・ 計6名

しかり場 計画書


白山さん駐車場700 → 745一里野スキー場 → 805ゴンドラ山麓駅 → 810ゴンドラ山頂駅 → 910檜倉 → 1205しかり場(昼食)1345

 → 1500檜倉 → 1530ゴンドラ山頂駅 → 1550ゴンドラ山麓駅 → 1600一里野スキー場 → 1620比唐フ湯(入浴) → 1740白山さん駐車場(解散)


   
          急登のラッセル                       林道を横切り檜倉へ


   
         檜倉の三角点付近                      ブナ林の中の快適な尾根歩き


   
      大笠山、笈ヶ岳                            キツツキが作った穴


   
         大笠山、笈ヶ岳                        奥長倉避難小屋まで行くという3人組


   
        しかり場直前の急登                       しかり場の最高点到着


   
        しかり場で昼食 ホットワインでカンパ〜イ          ソーセージ、トマト、ビール、ホットワイン・・・


   
       白山をバックに ヨイショ                      雲がかかった白山


   
       しかり場を後に下山開始                     新雪の急斜面を下る


   
          檜倉付近                            林道を横切り急斜面を下る



・白山さんを出て鳥越あたりで小雨がちらり、一里野スキー場に着く頃には止み曇り空。

・ゴンドラに乗り山頂駅まで行く。我々の前に3人のパーティー。

奥長倉避難小屋で1泊、翌日百四丈の滝まだ行ってから帰る予定とのこと。

中々出発しないので仕方なく我々が先に出発。展望台でカンジキ装着。

・積雪は2m位。トレースは無く最初から深さ10cm程のラッセル。

歩き始めると晴れ間がのぞき出した。ブナ林をぬい尾根伝いを行く。雪庇に気を付けながら高い所を進む。

尾根を外さぬよう、分かりにくい所ではGPSで確認してルートをとる。

左遠方に真っ白な笈ヶ岳、大笠山が良く見える。白山はしかり場まで行かないと見えない。

・木ノ実谷頭付近で休憩し、後続の3人パーティーに先を譲りラッセルを任せる。

さらに後続に6人パーティーが追いついてきたが我々より先に行かない。かなり楽をしている。

・縁ノ谷峠からの急登を3人パーティーと先頭を交代しながら登って行く。雪が深くかなりきつい。

・12時頃しかり場の最上部に到着、きつい登りは終了。

白山が目の前に現れたが山頂部は雲がかかっている。

大きな雪庇が続く長倉尾根は迫力満点。3人、6人、2人のパーティーはここを登って小屋へ。

・我々の目的地はしかり場、白山の景色の良い場所で昼食休憩に入る。

ホットワインでカンパ〜イ。ソーセージ、ベーコン、パン、シバタケ・・・ご馳走がいっぱい。

ビールの燗はやはり気が抜けておいしくなかった、ビールはキンキンに冷えたのがおいしい。

昼食は1時間半におよび満足満足。

1345下山開始、16時までにゴンドラ山頂駅に着けるか?自然と足が速くなる。

しっかり踏み跡が有るので下りは楽。踏み跡を反れて新雪の中をショートカットするなど思い思いに下る。

・ピーク1213m地点で休憩。地図を見ると檜倉となっているが周りにはヒノキは1本も無い。

この先15分程行った所に、檜があり、檜倉と書かれた標柱がある所は何なんだろう?

・ゴンドラ山頂までは思ったよりも早く1530に到着。2時間足らずで着いた。

・ゴンドラに乗り下山1600着。比唐フ湯で入浴後白山さんへ。1740解散。



しかり場のスライドショー








▲ 奥獅子吼山 ▲ 2023年2月18(土)  

参加者 : 木谷、流、山本(幸)、山崎(博)、山崎(あ) ・・・ 計5名

奥獅子吼山 計画書

パーク獅子吼710 → 825月惜小屋 → 905御堂山 → 950犀鶴林道登山口 → 1020樹木公園分岐 → 1030標高750m地点(昼食)1200

 → 1210樹木公園分岐 → 1335樹木公園登山口 → 1415パーク獅子吼(解散)  


   
             杉の樹林帯の中の上り                鶴来の町と手取川


   
           ジグザグの上り                       月惜小屋


   
             御堂山山頂                       御堂山山頂で


   
            カンジキを着けて                     犀鶴林道登峠山口


   
            樹木公園分岐付近                    ホットワインでカンパーイ


   
          ソーセージ、白菜の鍋                    猪肉とネギを炒める


   
         標高750m地点                        カモシカ


   
            樹木公園へ向けて下る                   樹木公園登山口に無事下山


 

・曇り空、午後から雨の予報のもかかわらずパーク獅子吼の駐車場には登山者の車が数台。

710出発、すぐに杉の樹林帯の中の急登。

雪は少なく、しかも踏み跡がしっかり有り、ツボ足で登って行く。

825月惜小屋着。休憩中に若者が一人追い越して行き、さらに高齢女性5人組は追着く。

・月惜小屋からしばらく上った杉の樹林帯の所で御堂山へ登るコースと巻くコースの分岐に到着。御堂山へのコースを選び登って行く。今回一番の急登。

905御堂山山頂着。曇り空であったが山頂からは内川ダム湖、医王山、宝達山が良く見え、遠くに剣岳も微かに見えた。

晴れていれば素晴らしい景色の場所でやや残念。

・山頂からしばらく行った所で踏み跡が有るものの潜り出したのでカンジキを着けることにした。

・犀鶴林道峠登山口は1mほどの積雪、開通記念の石碑は雪の下。

・樹木公園分岐の木に付けてあった目印のオレンジの布が見当たらない。雪の下のようだ。

スマホのGPSで分岐位置が確認できたので心配ない。

1030頃、分岐を超えしばらく行ったところで天気が怪しくなってきて、この先どうするか相談した結果先に行くのをやめ、ここで早めの昼食にすることにした。

雨がかすかにポツリポツリ来たがそれ以上降らない。

日が差さなくじっとしていると寒い。ソーセージの鍋物、猪の炒め物、ホットワイン、燗酒が好評。

・1時間半程の昼食休憩の後下山開始。

・樹木公園分岐から樹木公園方向へは踏み跡が無く誰も通っていないようだ。

・GPSで位置確認しながら、下の鉄塔を目印に一直線に下る。

・鉄塔付近からの下山路は間違えそうな所も有ったがGPSを使い正しい道を下って行く。

・積雪が少なく、地肌が出ているところが多くショートカットがあまり出来ない。

1335樹木公園登山口に無事下山、舗装道路を歩いてパーク獅子吼へ。

1415パーク獅子吼着、解散。


※午後から雨になるかもと気になりましたが、雨に降られることも無く下山できました。

※奥獅子吼山頂まで行けませんでしたが、雪山歩き、豪華な昼食、楽しめました。

 ※スマホのGPSは頼りになりました。


奥獅子吼山のスライドショー







▲ 松尾山 ▲ 2023年2月5(日)  

参加者 : 流、山崎(博)、山本(幸)、福井 ・・・ 計4名

山行計画書

 ※4日の予定であったが悪天候のため5日に変更。

白山さん駐車場810 → 840セイモアスキー場駐車場 → 910第1リフト ・第4リフト →935リフト終点 → 943三雄山1000 → 1110あずまや →1135 P1117m地点(昼食)1250 → 1305あずまや → 1345三雄山 → 1530セイモアスキー場駐車場 → 1545千丈温泉清流(入浴)1645 → 1710白山さん駐車場(解散) 


   
             三雄山山頂                    カンジキ装着


   
         踏み跡が無く最初からラッセル                雪に埋まったあずまや


   
           霧氷、雪庇の中ラッセル                  P1117手前の急登


   
             P1117 今日はここまで               燗酒でカンパーイ


   
            昼食風景                          P117 下山前4人揃って


   
           トレースのある下山は快適                大笠山、奈良岳方面


・晴れて絶好の雪山登山日和となった。

・好天の日曜日で駐車場はスキー客の車で一杯。

・リフト2本乗り継いでリフト終点まで行き、ここから三雄山まで登る。

山頂はこのコース1番の絶景ポイント。360度の山々が青空映えて美しい。

積雪は2m以上、ここから先は踏み跡が無く最初からラッセルとなる。

1000カンジキを装着、松尾山に向けて出発。

・雪質はやや重く、膝辺りまでもぐるラッセルは大変。先頭を入れ替えながら進む。

雪はたっぷり、雪庇が出来ているところも有る。

1110あずまやに到着。あずまやは雪に埋まり、屋根の先端が辛うじて出ている状態。

・25分程進み、P1117mの急登を登り切ったところで1135

白山、笈ヶ岳、大笠山、口三方岳・・・がクッキリと美しい。

この先松尾山山頂まで1時間程かかりそうなので、先に行くのを断念、景色の良いここまでとして昼食とした。

・燗酒、ホットワインでカンパーイ 寒い雪山での暖かい酒は格別。持ち寄った食べ物を炒めたりしての長い昼食は最近の山行の恒例。

1時間15分後下山開始。

・下りは我々が作ったトレースを辿って行く。ラッセルが無くとても楽。

左右の景色を楽しみながらゆっくりと歩く。

1345三雄山到着。

カンジキを外し、チェーンアイゼンに履き替えてスキーゲレンデを下る。踏み固められたゲレンデではアイゼンは有効。

1時間半ほどの長いゲレンデ、林道歩きの後セイモアスキー場駐車場に無事下山。

千丈温泉清流で入浴、1710白山さん駐車場(解散)

  
※好天に恵まれ、登山者は我々だけで松尾山を独り占め、楽しい登山でした。



松尾山のスライドショー







▲ 西山 ▲ 2023年1月21(土)  

参加者 : 木谷、桶川、流、東川、山崎(博)、任田、山本(幸)、井村、山崎(あ) ・・・ 計9名

山行計画書

白山里800 → 900望岳苑 → 1010西山山頂 → 1115 P923(昼食)1255 → 1325西山山頂 → 1425望岳苑 → 1515白山里


    
                                                       シュカブラ


    
              西山山頂


    


               
           P923で昼食                     カンパーイ


       

  

    


・白山里駐車場800集合。曇り空。

ここでハプニング。東川さんがなんとザックを持ってくるのを忘れたことに気付く。

東川さんはザックを取りに家に戻り、残りの8名は西山に向け出発した。

900望岳苑着。道は綺麗に除雪されていてすんなり到着。空は青空、ほとんど無風。

・カンジキを装着して登山開始。うっすらとトレース付いていてそれに従って登って行く。軽い雪で歩きやすい。

・尾根に出てからは白山、別山の真っ白な姿が鮮やか。

1010西山山頂着。我々が1番乗り。いつ来ても冬の西山からの白山、別山は素晴らしい。

・西山から先もしばらくはトレースが有って助かる。尾根伝いに小さなアップダウン、交代にラッセルしながら進む。

1120 P923地点に到着。この先のピークが平谷の頭だが、後から追って登って来る東川さんが西山山頂に着いたとの連絡が入ったので、先に行かずここまでとして東川さんを待ち、昼食休憩とすることにした。他に誰も居ず貸し切り状態。

・エンピで雪を掘って食事場所を作り、皆で囲んで楽しい昼食に入る。

・赤ワインの燗、日本酒の燗、ビールの燗(わりといける)、サツマイモ、ウインナなどなんでも温めて試す。最後に東川さんの定番のチョコレートフォンヂュ。

・長い昼食休憩の後、来た道を下る。2組の登山者とすれ違う。

1325西山山頂着。白山をバックに記念写真を撮る。

・ここからは踏み跡の無い高山植物園方面に下り望岳苑へ向かう。

・どこを下っても自由、フワフワの新雪の中を歩き、滑り降りる。

1425望岳苑に無事下山。1515白山里に帰着。


西山のスライドショー


 

   ※思いがけなく晴れて、素晴らしい白山が見られた初登山でした。

   ※悪天が予想されたせいか登山者が少なく、西山独り占めの様でした。

   ※家を出るときには持ち物をよくチェックしましょう。ザックも忘れずに!





▲ 総会 ▲ 2023年1月7(土)  

   山岳会館で 10:00〜12:00

   出席者 : 本田副会長、新、村本、池田、木谷、平、桶川、東川、流、山崎(博)
       任田、山本(幸)、
小川、乙ア、                    
      ( 会員外 : 山崎(あ)、出水正幸 )              
計 16 名



                 



   



   


   ・開会の言葉  : 本田克也副会長
   ・優良会員表彰 : 山本幸美、山崎博之
   ・15年表彰   : 流豊秀
   ・会員証発行 : 山崎博之、福井宏美(欠席)
   ・議長 ; 桶川和気夫、 書記 : 山本幸美
   ・一般経過報告 : 流豊秀より報告
   ・一般会計報告 : 会計担当欠席の為 後日報告、承認とする。
   ・山岳会館会計報告 : 報告書の通り承認。
   ・県山協報告 : 新耕一(県山協会長)より現状報告
 
   ・役員改選
     副会長 : 本田克也 → 木谷秀昭
     会計監査 : 木谷秀昭 → 桶川和気夫
     新役員 : 山崎博之
    その他の役員は留任

   ・新会員 : 山崎朗子
   ・新会員希望者 : 出水正幸(でみず まさゆき)

  その他
   毎年発行していた「電話連絡網」は廃止、緊急連絡は LINE で行う。