金沢山岳会 会報 bP48
発行者:吉川信雄
編集者:平富人


▲福島県の山▲ 2002年5月2日〜4日

平  

2日。子供たちが学校へ行くのを見送った後、思いつくままに道具を車に積み込んで出発。途中食料等を買い、東吾妻の浄土平に着いたのは18時だった。スニーカのまま、カメラだけを持ち吾妻小富士を時計方向に一周した。当初数名いたハイカーも去り、カルデラには私一人。駐車場の売店脇で風を避けて眠った。

3日。5:30一切経山の登りにかかる。ザレて風情のない山だが、眼下の沼が残雪と好対照で良しとしよう。「道に迷った」という想定で五色沼を一周したが、やっぱりいけない事だったと思う。

いったん鎌沼に下り姥ヶ原から東吾妻山をめざす。北斜面の樹林帯であるため、雪は豊富だった。この頃より同好の人達が多くなってきた。

昼前に駐車場に戻ったが、観光客が列をなして吾妻小富士を登っている。巨大なウスバカゲロウの巣に蟻が群がるようで美しい様でなかった。

小休止の後、車で安達太良山へ移動。沼尻温泉登山口を1415に出発。

障子ヶ岩、沼ノ平とダイナミックな景観である。ことに沼ノ平の大ガレの規模、色、硫黄の匂いは荒涼として一切の草木を拒絶している。光太郎と智恵子はこの光景を見ていなかったのだろうと感じた。岳温泉からの入山だと、きっと全く別の印象を抱くことになる。私はなんだか胸が高鳴った。

途中、下山する一団と出会ったのみで、強風に煽られながらまたも一人。

「安達太良山は嬉しくもあり、寂しくもあり。」と。

18:30駐車場に帰る。ド疲れ状態。猪苗代湖畔の駐車場で眠る。

46:30磐梯ゴールドライン八方台から磐梯山を登る。いつもの事だが、充分に整備された道路を利用すると、何か後ろめたい気がする…。木立が登山道にかぶっていて何度も頭を打った。これは残雪のせいではなくて、必要以上に木を切らないという流儀のせいなのだ。でも、やっぱ「整備」してほしい。

山頂からの展望は素晴らしい。立ち上がりのきつい山だから、高度感もある。

11:00駐車場に帰り、そのまま金沢に向かった。

こんどは中津川渓谷から西吾妻山に登りたい。

 

△はかまごし山△  519

7:00 会館 集合出発

△例会日の変更△

例会日529日 (65日の振替)

△△第29回残雪の白山△△  612

6:00 会館 集合出発    別当出合-砂防新道-室堂-大汝峰

個人装備:寝袋 アイゼン ピッケル 行動食+宴会用一品 参千円

団体装備:天幕 団食(夜・朝) 火器

準備会 :529日 参加者は必出席

△もみぬか山△  69

6:00 会館 集合出発