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発行者:吉川信雄 編集者:平富人 |
▲笈ケ岳▲
山行期間 2005年9月23日〜24日
参加者 池田(記録) 本田 村本 坂田
23日 林道の最深部は落石のため、少し手前で車を止める。
すでに車4台の先客あり。 9:15 出発。 ダム 10:00着。
さあ、これからスズメ蜂との戦い?と思いきや、以前の巣は全くなし。拍子抜けである。
道が途中より荒れている為、沢へ降り、足元の悪い急な斜面を草につかまり、ソリクラ谷を高巻き。
水晶谷を渡り(11:20)、あの森の神木のような巨大トチの5連木(根元は1本)を越える(12:10)。
開墾跡の入り口で県山協のメンバー3人と逢う(13:10)。次週入山の為、背丈程の草木を伐採した、との事。
ありがたい事だ。感謝。
本日の目的地ワサビ田に 14:30 着。ワサビ田は誰もおらず、林道の車は渓流釣りらしい。
この深い山域は我々4人の独占である。
早くから宴会となり、松茸に刺身、岩魚の干物(?)等、豪華、肴で盛り上がる。
久しぶりの星空のもと、ミルキーウエイ、カシオペア、北斗七星、に童心に帰る。
長い流れ星にも願いを掛けられず 9:30 爆眠。
24日 ワサビ田 7:00 出発。西尾根をドンドン登る。
途中、台風の影響だろうか、数箇所にわたってブナの巨木が根こそぎ倒れ、あるいは太い幹も枝もズタズタになっている。自然の猛威に驚く。
8:30 桧の巨木群着。 9:00 ジャンダルム着(フランス語で衛兵の意味であり、この岩壁が頂上前面で守るように位置しているので私は勝手にこう呼んでいる)。
この辺のルートは年間何人の登山者が入るのだろうか。今やケモノ道のように登山道として確立しつつある。
さあこれから最後の正念場である。背丈程のヤブコギの連続である。
朝露と霧の為、全身ズブ濡れで体温も奪われる。
両足のスネを傷だらけにし、悪戦苦闘の末、 10:15 笈ケ岳頂上着。
思わず、三等三角点に口付けする。さっそく標柱に防腐剤を塗り、所定の作業を完了。
11:30 頂上発。
13:05 ワサビ田着。テントを撤収し 14:15 発。 ダム着 16:35。 西の空はもう茜色である。
水平道をカモシカに見送られながら、林道着、17:30。
▲沢登り▲
山行期間 2005年10月9日
参加者 宮保 平(記録)
7時。金沢発。天候は曇り。
角間から県境を越える。
8時。たいらスキー場通過。標高625m分岐で駐車する。
8:30 身支度を整え出発。天候は霧雨。
2万5000図に沢の名称記載はないが、入手した遡行図には「美ケ谷」とある。
駐車地点分岐から林道を西へ10分程進むと、標高830mから伸びる尾根が正面に現れる。
この尾根を右岸とする沢に入った。
入り口は平凡な様相である。
すぐに広くて長いナメ床となる。医王山の沢に似た感じがする。
いくつか、小滝を過ぎると、2万5000図にも記載がある大滝となる。
2段20mはあるが斜度はきつくない。
しょっけに2m程のシャワーを覚悟すれば、容易に直登できると思われた。
が、意気地がない我々は左岸草付を巻いてしまった。(久しぶりの沢なので・・・濡れたくないので・・・ベルト未装着なので・・・安全第一というわけで・・・)
小滝、ミニ廊下を、淡々と進む。
760m分岐を右に入る。左が本谷だが、右の方が楽しいと思われる。
ぐっと水量も落ちてくるなか、両岸が迫ってくる。黒い岩を越して行く。
11:00 流れが切れてから5分程ブッシュをこいで、尾根の登山道にでた。
登山道を北に20m程行くと左手斜面へ下る道(鉄塔作業用?)が交差する。
斜面を下ると車道に行き当たる。
12:00 駐車場に帰る。
呼び名ほど、美しい沢でもなかったですが、遡行の要素は十分にありました。
標高が低いから、シーズン初めに「ならし」で入るといいかな。
この程度の沢は探せばいくらでもあるんだろうな、ただ、知らないだけで損してるかも。
「気張らず」に行くと楽しい。
10月22日(土)〜23日(日)
群馬県猿ケ京温泉 猿ケ京ホテル
参加者
藤村 中村孝 新 本田 村本 浅田(写真提供) 前田 土本
宮岸夫妻 坂田 任田 中村喜 正木 中村久(本文記録)
22日 曇り 全国的に雨マーク
6:30 金沢東インター発
高速道長岡小千谷周辺はガードレールの歪み、山肌の崩れ、仮設住宅の多さ等で、
一昨年の地震被害の大きさが窺い知れて痛々しい。改めてわが故郷の災害の少なさに感謝。
11:40 谷川岳ロープウェイ山麓駅土合口(746m)に到着。
はるか谷川岳は濃霧の中。
12:30 天神平(1500m)で腹ごしらえ。
身支度を調えて熊穴沢の頭(1459m)へ。13:40 到着
山頂まで1.8Km 天神平まで2.1Kmの標識。頂上は次の機会にと、天神駅へ13:50発。
天神駅までは、霧も晴れ気持ちの良い秋山散策を40分。
ホテルへの途中、遭難碑公園へ。谷川岳山頂に向かって建つ遭難碑。
発生年別、県別に氏名が刻まれている。
冒険に挑んだ沢山の若者たちよ、安らかに・・・
16:30 猿ケ京ホテルへ。
フロントまでの前庭の風情と趣きの深さ。「温泉遺跡」認定のお湯のなめらかさ。
「豆腐懐石」の舌触りと旨味の粋さ。若い娘さん達が大勢の客人であることに納得。
幹事さん、いい宿見つけてくれてありがとう。
23日 8:45発
青空の下、赤谷湖を眼下に、初冠雪の谷川岳連峰が白く輝く素晴しい朝。
9:30頃 朝日を浴びて噴火煙が棚引いている初冠雪の浅間山が見える。
10:20 暮坂峠(1084m) 若山牧水の歌碑在り。一休み。
暫く走るとまた、初冠雪の四阿山を遠望。
そして草津温泉街をめずらしい「湯畑」の湯の香にむせながら通り抜け、白根火山口に、11:30 到着。
国道では、2172mと最高度。外気温は2℃。並木はネクンドカエデ。
初雪があたり一面を覆ってなんと清々しいこと。
白根山逢の峰(2110m)へ。風が強く、吹き溜りがあったりと、冬の山。
新雪登山を楽しむ。又、山頂からの本白根山の眺めは初冠雪を頂いて絶景なり。往復約30分。
昨夜は寒さを全く感じなかったのに、思いがけない山々の初冠雪の山姿を望むことができて望外の喜び。
12:30 一路金沢へ。
2日間で約*万キロの運転をしてくださった本田さん、ありがとうございました。
滑らかな運転、予定時間の正確さ。素晴しい腕前、技能にただただ感服。
重ねて御礼申し上げます。そしてまたお願い致します。
17:00 金沢東インター着。
▲西方ヶ岳(764.1m)とサザエヶ岳(685.5m)▲
参加者 中村孝 本田 浅田 土本 坂田 任田 正来 中村久(記録)
11月6日(日) 小雨 風強し
6:00 金沢西インター発
7:45 常宮神社着 1台を浦底へ廻しに・・・
境内には1300年は経ている椎の木と国宝新羅鐘と桜の落ち葉と敦賀滝の青さ広さが相またたたずまい。祭神は仲哀天皇、神功皇后、あめのやおよろずひめの大神。
8:30 出発 頂上まで3.5`
9:25 神明水 西方岳1.8` 常宮1.7`
9:50 鸚鵡石(天然記念物) 山道は花崗岩の歩きやすい階段。
10:00頃からブナ林のトンネルがサザエヶ岳まで続く
10:40 山頂着764.1m サザエヶ岳1.8`・・・きっちり避雷シフトになっているこじんまりした綺麗な小屋あり。昼食。
11:30発 風のあたりが強く外はいかに? と心配したがそれほどでもなく一安心。
12:10着 サザエヶ岳685.5m 敦賀湾を一望。浦底まで3.0`
12:20発 巨岩が立ち並ぶ道を行く。
13:40 浦底着 到着10分位前から粘土土でスベルスベル。何とか尻もちをつかず無事着
・・・行きかう人全くなし。こんな山行初めて!! 敦賀原子力館見学 電気のない生活は考えられない今日、大切に大事なパートナー。(敦賀湾の最奥)日本三大松原のひとつ気比の松原(赤松黒松1万7千本)を通り大きな虹の橋を・・・一路金沢へ。
▲負釣岳 959m▲
参加者 中村孝 浅田 土本 任田 中村久(記録)
11月20日(日)くもり
6:00 金沢東インター発・・・遠く真白な山頂の山脈を楽しみながらの北陸道。黒部インターで下りる。
工事中の山道を行くと簡易トイレのある駐車場。
8:00 登山口スタート 歩幅のちょうど良い階段をミズナラの林を登ると1合目、約10分。
9:00 5合目から両側注意の細尾根勾配もきつくロープありの急坂、約30分。手ごたえ充分登り甲斐のある道。
9:30 7合目、展望良。 左手山頂の雪、山裾の紅葉、中腹のボカシの風合い、風も無くなんともおだやかですばらしい眺めなり。 心地よく新雪をザクザク踏み締めて山頂へ。
10:00 手前の急坂を登り切って山頂。
積雪30pは優に有り。眺望抜群。黒部川の扇状地が大きく広がり毛勝山、僧ヶ岳、新雪山が目の前に。遠くは朝日岳、白馬岳そして能登半島に思いを馳せ、無風の山頂で小一時間、展望を楽しみながら昼食。雨に打たれないようしっかりとした箱に収納されていた登山者名簿に記名。
11:00 下山開始。 足元注意。一息ついて右手の山並みにホッ。 こんな風情に、景色になかなか出会えない。名残を惜しむ。
12:20 登山口着。 全員無事下山を祝って盛大な二次会!
13:00 参勤交代の街道筋を彷彿とさせる松を見遣って一路金沢へ。