金沢山岳会 会報 166
発行者:吉川信雄
編集者:流 豊秀
  
 



▲ 新雪の白山 ▲ 2009年11月21日(土)、22日(日)

   
参加者 : 新、平、東川(記録)

21日(土) 曇り後小雪
 07:30 会館に集合し、別当出会いに向かい出発(車両:平)。途中鶴来警察署に登山
計画書
       を提出。係の人の話では先行のパーテーはないようだ。
 09:06 別当出会駐車場着。装備を整え、吊り橋まで歩く。
 09:55 情報のとおり板は外されていたので、橋の左手の土手を降りて対岸に渉ることにする。
       対岸の土手が崩れやすく登るの苦労する。
 10:46 休憩 天候回復し曇りとなる。周辺の積雪5センチ。
 11:10 下山者1人(単独)とすれ違う。弥陀ヶ原まで行ったが、膝まで雪があり単独では不安
       ということで下山することにしたとのこと。
       当初は第1日目に室堂まで進むことを予定していたが、甚ノ助非難小屋泊まりとする
       ことに決心。
 13:30 甚之助避難小屋着。設営と宴会準備にはいる。同宿者なし。
       周辺の積雪は30
センチ。平さんが皆のコッヘルを集め水作りにかかる。
       さすがにベテランで要
領がよい。
       新さんと東川はガスバーナであったが、平さんはガソリンバーナ。
          多少面倒な点はあるが、真っ暗な冬の避難小屋においては、ボーという燃焼音には
       何ともいえない暖かさと安心感があり、心が休まる。
           延々と酒がなくなるまで飲む。(3人でウイスキー一ビンと、酒5合、焼酎(?))
 19:00 翌日起床04:30、出発06:50とし就寝           

22日(日)   晴れ後曇り
 04:30 起床 星が綺麗でキラキラ光っている。室内温度−11℃かなり冷え込んで
いる。
 05:00 突然1人の青年が戸をあけて入ってきた。
       聞けば早朝に下からスキーを背負っ
て登ってきたとのこと。
       少し休憩を取りあっという間にいなくなる。若いことは
素晴らしいことだ。
 06:50 甚之助避難小屋出発
       甚之助からクロボコの間の積雪は平均40センチ、吹き溜まりでは足がとられる。
       トラバースは今の時期が限界であろうと感じた。途中からワカンを履く。 
       別山方向に厚い雲あり、室堂の方向に流れて来るようで気になる。
       このまま
では弥陀ヶ原はガスの中かとちょっと不安になる。
 08:45 クロボコ岩着
       別山方向から流れた雲は室堂方向には流れず、山頂は真っ青の空の中だ。幸運である。
       下山時の天候悪化に備え、念のためピンクテープと笹で作ったワンド
を要所に
       立てながら弥陀ヶ原を室堂平に向かい前進する。積雪40センチ程
度。 
  09:17  室堂平着
ワカンをはずす。しばらく休憩し、冬季小屋の白山荘を覗く。
        昨日
まで登山者が居た気配があった。
 10:15 御前峰着、記念撮影。後方から短スキーを背負い登ってきた登山者にシャッタ
       を押してもらう。風速約20メートル。ピッケルに付けた会旗が風で飛びそ
うだ。
       頂上の標柱に海老の尻尾がびっしり生えている。さらさらの頂上の雪を
握り締め、
       しばし真っ青の空に白く輝く北アルプスの山々に見入る。
       室堂平の方に目をやると、スキーを履いて登山してくる数名が見える。
       御前峰
周辺はまだ雪が少なく、あちからこちらに岩やブッシュが出ておリ、
       雪質は
上々だが快適な滑りまでいかないだろう。
 10:35 下山開始
 11:28 室堂平着
 12:47 甚之助避難小屋着 荷物回収。ここまで12名の上山者と会う。観光新道を登って
       きた者、板を外されたつり橋を綱渡りしてきた者等様々。
 15:10 別当出会着
 17:05 会館着。(途中鶴来警察署において下山報告を実施。)







▲ 
能郷白山  2009年11月15日(日)

   参加者 : 池田(記録)、新、中村(孝)、本田    計 4名

    6:00 白山比盗_社に集合
    8:30 温見峠着
   11:00 頂上着
   12:00 頂上発
   13:00 温見峠着

  晩秋の能郷白山、登りは雪混じりであったが、途中より曇りとなり、岐阜方面も眺められ、
  頂上付近も草原のイメージでありもう一度登りたい山でもある。





▲ 観月会(医王山ビジターセンター) ▲  2009年10月3日(土)、4日(日)
   参加者 : 池田、藤村、新、中村(孝)、本田、東川、流(記録)、任田、中村(喜)、正来
                                                         計 10 名
 

10/3(土) 
  15:00 もりの里「酒のやまや」に集合、酒類・食料を調達し出発。
 16:00 医王山ビジターセンター到着。早速準備に取りかかった。
           本田さんが近くから採ってきたススキと、団子、酒を飾り、
       月見の会のいい雰囲気が出た。

           新さん持参の発電機もセットされ照明灯点灯、炭をおこし料理開始。
           金沢山岳会の歌、山の歌などのBGMが流れる中、ビールで乾杯。
           17:30頃から暗くなり始め、程なくして気が付くと“中秋の名月”が昇ってきて
       最高の月見の雰囲気。

           ちゃんちゃん焼き、焼きそば、キスの塩焼き、焼肉、等々飲んで食べて
       大いに語らい
盛り上がった。
 22:00 お開き、センター内の椅子で寝る者、車の中で寝るもの夫々。


医王山ビジターセンター

月見の飾り

10/4(日)
 5:30頃 ぱらぱらと起き始める。今日は快晴、ひんやりとした空気が気持ちよい。
       新さんはとっくに起きて辺りを走ってきたそうで、信じられない程元気。

       6:30頃朝食をとり、後片付け、山に登る者、帰る者に別れ解散。
        山の登る者:藤村・中村(孝)、新・東川・流・任田 6名、
       
 帰る者:池田・本田・中村(喜)・正来 4
  7:40 ビジターセンター出発、林道を大沼、トンビ岩方面に向かう。
  8:15 大沼着、大沼越しにトンビ岩が目の前にそびえて見える。
       しばらく休憩した後、急坂を下りへ向かう。
   8:35 三蛇ヶ滝着、水量も豊富で周辺の緑、岩とマッチした素晴らしい形の滝。
        藤村さんに案内されて滝つぼ近くの湧き水を飲む、とても旨い、紛れも無く名水。
        小さなサンショウウオも見られ、貴重な自然をいつまでも保っていたいものだ。
   8:50 三蛇ヶ滝を出発、トンビ岩に向かう。
        岩場は石鎚山の鎖場と違って渋滞も無く(前後に人なし)、マイペース登れる。
       結構長く、なかなかスリルがありドキドキするものがあった。
       女性の任田さん、80才近い藤村さんも快調に登攀、元気なものである。
  9:20 トンビ岩頂上到達。下を見ると足がすくむが、素晴らしい景色、気持ちがいい。
       しばらくの間、写真を撮ったりで景色を満喫。
  9:40 細い断崖を通り抜けなだらかな道を大池平分岐へ、そこから急坂を下り大沼へ。
  10:25 大沼着、トンビ岩がそそり立って見える。一服後ビジターセンターへ向かって
       朝来た林道をのんびりと歩き、11:15ビジターセンターに帰着。


ビジターセンターの朝

ビジターセンターの朝

トンビ岩に向け出発

林道を行く

トンビ岩

大沼付近

大沼休憩所

三蛇ヶ滝

三蛇ヶ滝

三蛇ヶ滝の名水

トンビ岩入口

岩場の登り

岩場の登り

岩場の登り

岩場の登り

トンビ岩頂上

トンビ岩から下を覗く

トンビ岩から下を覗く

トンビ岩から
大池平分岐へ

トリカブト

赤い実
案内板
大沼から見るトンビ岩

林道脇の変った木

ビジターセンターに帰着

         ※ 好天に恵まれ、“中秋の名月”が鮮やかに昇り、最高の雰囲気の中の観月会でした。
              会長は体調不良のため楽しみにしていた観月会に参加できず残念でした。
       山の紅葉は未だでしたが、爽やかな好天に恵まれた楽しい山登りが出来ました。