金沢山岳会 会報 173
発行者:藤村 勇
編集者:流 豊秀
  
 



▲ 夏山合宿(黒姫山) ▲ 
         2011年8月6日(土)〜7日(日)


  参加者 : 本田、土本、木谷、流(記録)、正来、乙崎      計 6 名

スケジュール

8/6 丸新ステンレス工業⇒イオン金沢店⇒戸隠キャンプ場→戸隠高原散策→戸隠キャンプ場
8/7 戸隠キャンプ場⇒古池登山口→しらたま平→黒姫山→峰ノ大池→大ダルミ→大橋登山口
   ⇒丸新ステンレス工業


8月6日(土)

8:00 丸新ステンレス工業に集合、出発。

まずイオン金沢店に寄り、キャンプの食材、ビールを購入。

金沢東ICで高速道に入り信濃町ICで下りる。

県道戸隠線を一路戸隠キャンプ場へ向け走る。途中にとうもろこしを売る店が立ち並ぶ所が有り、車がごった返していたが、帰りに寄ることにして通過。

11:30 戸隠キャンプ場着。

キャンプセンターで受付し、料金合計4000円を払い、オートキャンプサイトへ。

場内はとても広い草地で、好きな所を選んで車を置き、テントを張ることが出来る。既に多くの車が入っていて、よさそうな所にテントが張られている。数日前から雨模様だったのか、水を含んでぬかるんでいる所もあり、場所を慎重に選びテントを張る。

12:00 戸隠神社でお参りし、昼食は戸隠そばということにして戸隠高原散策に出かける。

皆何も持たず手ぶらで出かけたが、歩き始めてすぐ小雨が降り出す。

キャンプ場から自然観察路に入り、戸隠神社を目指す。自然観察路は戸隠の森に中に作られたよく整備された平坦な緑一杯の道で、初夏の頃は水芭蕉が見られるそうだ。

我々以外に歩いている人は見かけない。

12:45 雨に濡れながらもやっと戸隠神社奥社参道口着。

ここに来たとたん、バス、車でここまで来た観光客の老若男女が一杯。

この先奥社まで2km、40分とのことで、とても長い。

傘も持たず雨に濡れながら奥社に向け歩き始める。立派な杉並木を歩くこと20分。

13:05 朱色の「随神門」に着く。

雨はますます強くなり、行くことも戻ることも出来ず、しばらくここで雨宿り。

金沢出身のガイドのおじさんの話を聞きながら雨の止むのを待つ。

戸隠神社にこれほど多くの観光客が来るようになったのは、2年程前に吉永小百合さんがこの「随身門」前で立っているJR西日本のコマーシャルが放映されたのがきっかけで、それまでは熊除けの鈴を鳴らしながら歩いていたぐらい人が少なかったのが一変したそうです。

13:20 やや小雨になったのを見て意を決し本田、木谷、流の3名が奥社に向け出発。

土本、正来、乙崎の3名は引き返し、参道口の蕎麦屋で待つことに。

ラッキーなことに歩き始めてしばらくして雨が小降りになり、やがて止んでしまった。

13:30 奥社着。お参りするのに行列が出来ていた。

明日の登山の無事と、晴天をお願いする。

ところが、ここの神様は雨の神様で、地元の人たちは雨をお願いに来るそうで、我々のお願いは叶えられそうに無い。

お参りを済ませ、急いで参道口の蕎麦屋に戻る。

13:55 蕎麦屋で皆と合流。

生ビールとそばを注文。汗をかいた後の生ビールは最高!

楽しみにしていた戸隠そばは評判どおり旨かった。

14:30 蕎麦屋を出、キャンプ場へ。

車道をのんびりと歩き、念仏池に立ち寄る。
池の底から湧水が噴出しているところを見ることが出来る。

15:00 キャンプ場に帰着。

土本さんが用意してきたお茶の道具により、「野点」を行うことになった。

亭主の土本さんの堂にいった手つきで茶を点て、順にお茶を頂く。

キャンプ場で「野点」とは何とも風流、土本さん結構なお点前でした。

「野点」が終わりしばらくして夕食に移る。

ビール、ワイン、焼酎、焼き魚、焼肉、野菜焼き、・・・最後に焼きそば、いつも通りの楽しい夕食。

20:30 就寝。



















戸隠キャンプ場に
テントを張る

自然観察路入口

自然観察路

奥社入口の鳥居

随神門(吉永小百合がCM撮影した場所)

奥社へ向け出発

お参りの人たちで一杯の奥社

奥社前の
木谷・本田・流

奥社からの帰路
立派な杉並木

参道案内図

参道口の蕎麦屋で
乾杯

戸隠そば

念仏池

念仏池の看板

念仏池の湧水

野点

野点

野点

野点

8月7日(日)

5:00頃 起床。昨日のお参りのお陰か?天気は晴れ、朝の空気は清清しい。

飯縄山、戸隠山、黒姫山がすぐ近くにくっきりと見える。

朝食を済ませ、テントを撤収。

6:00 キャンプ場を車で出発、登山口へ向かう。

6:10 古池登山口着。先着の車2台あり、我々の車2台でこの駐車場は一杯。

6:20 黒姫山に向かって登山開始。

カラマツ、ダケカンバなどの深い森の中の緩やかな土の道が続く。

ここ数日の雨のせいか、道はぬかるんで歩きにくい。

6:40 古池を通過。池周辺は湿原となっていて、花、池、黒姫山が美しい。

小さな沢を何度か渡りながら、道は徐々に傾斜を増す。

木の根が縦横に走るぬかるんだ歩きにくい道がどこまでも続き、しかも深い森の中で景色は見えず。

9:20 しらたま平着。ここにきてやっと周辺が開けたが、天気は下り坂、ガスがかかってほとんど見えず。

ここから頂上まで続く稜線は「雲上のスカイライン」と呼ぶそうだが、あいにくの空模様、花も少なく楽しみにしていた稜線歩きとはいかない。

10:00 黒姫山頂上着。大休止。

頂上は辺りが木に覆われ、一部が開けている程度、しかも曇り空で景色はゼロ。

10:45 下山開始

下山は稜線からそれた西登山道を行くことにした。

頂上から少し下った所から右側の谷のほうに向かって下っていく。

火口の中の道のようで、深い森の中、いきなり急坂、大きな岩がゴロゴロ、木の根が道を覆い、ひどい道。

11:20 峰の大池通過。ここは美しい所でほっとする。

ここを過ぎて再び深い森の中に入り、大きな岩がゴロゴロする悪路が延々と下る。

天狗岩付近では岩が大きすぎて通過するにも一苦労、よくもこんな所に道を作ったものだ。

さらに延々と悪路を下り、西登山道分岐あたりからやっと岩がゴロゴロする悪路は終わり、傾斜も緩やかになった。

12:50 大ダルミ着。ホッと一息。

美しいブナ林が続くなだらかな道をしばらく歩く。

13:05 新道分岐着。

ここから大橋林道を下ることに。きれいな笹の茂る砂利道の林道をどんどん下る。

14:05 大橋登山口着、ここから車が止めてある古池登山口まで舗装道路を5分ほど歩く。

14:10 古池登山口へ無事帰着。

14:25 出発、帰路に着く。来た道と同じ道を通り、途中「とうもろこし街道」と言われる所のとうもろこしを売っている店に立ち寄る。

沢山の人が店に並んでとうもろこしが焼けるのを待っている。我々もすいている店を選び買うことに。1本200円高いのか安いのか?味は甘みがあって旨かったが、鶴来の中本農園のとうもろこしのほうが旨いような気がする。

信濃町ICで高速に入り、金沢東ICで下り

17:00 丸新ステンレス工業に無事帰着。


  天気に恵まれず、雨が降ったりで景色も今一でしたが、車で帰る頃には晴れ、猛烈に暑くなった。
今年の山行はこのような天気ばかりでどうなったんでしょうか。
  戸隠の散策は美味しい蕎麦も食べられ良かったです。
  キャンプ場での「野点」、金沢山岳会ならでは、土本さん有難うございました。
  黒姫山は標高も低く、花も少なく、登山道もぬかるみが多くあまり楽しい山ではなかった。

 


朝のキャンプ場からの
戸隠山

朝のキャンプ場からの
黒姫山

朝のキャンプ場からの飯綱山

古池登山口

深い森の中の登山道

古池の向こうに
黒姫山


きれいな沢の水で
のどを潤す

しらたま平で休憩

正来さんが気に入った蝶

雲上のスカイライン
先の方に黒姫山

黒姫山山頂

峰の大池付近の登山道

峰の大池の淵を行く

天狗岩付近の
岩の間を行く

天狗岩の標識

大ダルミを過ぎた所の
美しいブナ林

大橋林道

大橋林道脇の
笹の群生

大橋登山口に到着

駐車場の古池登山口へ
舗装道路を歩く


▲ 赤谷山 ▲ 2011年7月23日(土)〜24日(日)

   
参加者 :  土本、木谷、流(記録)、畑佐 
                  計 4 名


7月23日(土)

14:00 もりの里「やまや」に集合。
天気はうす曇。
ジャスコで幕営のための食料を調達。

14:45 流の車1台に乗り出発。
目的地は馬場島の先のブナクラ谷の取水堰堤。
北陸道立山ICで下り一般道を走る。馬場島へ向かう車はほとんど無く、スイスイ。
馬場島荘から左の道に入り、白萩川沿いのがたがたの道を走り白萩川に架かる橋を渡って右折(案内書では左折となっていたがおかしいなと思いつつ?)しほんの少しの距離走る。

16:45 行き止まりの広い駐車場に着く。テントを張れそうな平らな所もある。
1台が既に停まっていて、ここが登山口か尋ねたところ「そうだ、明日私も赤谷山に登る」というような返事があり、間違いないと判断、テントを張る。
ここは堰堤の工事現場で、水場、トイレも近くにあり幕営には良い所。

17:30 夕食開始。明日が楽しい登山となるようビール、ワインで乾杯。
翌日歩き始めてしばらくするまで誰もこの場所が間違いとは気づかない。

20:00 今回は酒飲みが参加していないことや、畑佐さんが夜勤明けということもあり早々と就寝。
翌日は5時起床、6時出発の予定。


7月24日(日)

うす曇、周辺の山頂は雲の中で見えず。

4:50 起床、朝食。ガスが切れているのに気付かず中々お湯が沸かず朝食に時間がかかってしまった。
昨日場所を聞いてここが登山口だと言った人は、仲間が来るのを待っていたが来ないので、山に登らず帰ると言って引き返して行った。(仲間は正しい登山口に居たのでは)

6:25 朝食を済まし、テントはそのままにして出発。案内書ではすぐの所の鉄梯子を登って行くとなっていて、ここにも鉄梯子(但し工事現場用の梯子)が有り疑いも無く登って行く。
その先川沿いを歩いて登って行き5,6分程してどうも登山道と違うみたいだと疑問を持ち出し、案内書、地図を見直すと駐車場が間違いであることにやっと気づく。がっかりしながらテント場まで引き返す。

6:50 大急ぎで、テントをたたみすべて車に積んで正しい登山口へ出発。

7:00 正しい登山口駐車場着。既に7,8台の車が駐車してあり、ほっと一安心。

7:10 急いで身支度し、登山開始。
すぐの急な崖には鉄梯子は無く、ロープが張ってありそれを伝って登る。
我々の他に2組が前後に離れて登って行く。
ここでまたまた間違いが発生。
大ブナクラ谷とブナクラ本谷とが別れる河原の場所(目印がはっきりとしない場所)で、先を行く1組の後に何の疑問も無くついていく。(左側の大ブナクラ谷の方向に間違へる)
沢の石ころの中を登って行く、石に印も所々付いているし、先の1組はどんどん先のほうに行っているがなんか方向が変だなと再び疑問を抱き、コンパスと地図で確認する。

7:35 何と谷を間違えていたことに気付く。
またもがっかり、引き返す。先に行った1組はどうなったんだろうか?

8:00 分岐となる地点まで戻って来て辺りを見回すと、気付きにくい所の木の枝に赤い布を発見、やっと正規のブナクラ本谷の登山ルートに入ることが出来た。
かなり時間をロスしたので、この先どこまで行けるか心配になる。
ここから先は分岐も無く、沢沿いを歩く。特に渡渉のときは慎重にコースを確認。
岩屋を過ぎ、戸倉谷出合で一服。水は冷たくうまい。
ここまではそんなに急な登りは無かったが、石ころの多い道で歩きにくい。
戸倉谷を過ぎてブナクラ峠が見えるあたりから斜度が増してきた。
遠く雲の切れ間から左側には猫又山が、右側に雪渓をまとった大日岳、奥大日岳が美しい姿を現す。
急登を続け、ブナクラ峠直下の岩塊がゴロゴロするところを慎重に登る。

10:28 ブナクラ峠着、一息入れる。剣岳、後立山連峰はガスがかかっていて見えず、赤谷山もガスの中。
ここからいよいよ稜線伝いに赤谷山へ。岩と低木が続く明るい道。
花崗岩の岩、かわいらしい花々(名前が判らず残念)が次々と現われ楽しい稜線歩き。
それも束の間、ピークを2,3越えたあたりから小さな沢を登る場所にさしかかる。
かなり急で、残雪があるところを通過する箇所が2箇所あり滑らないように慎重になる。
沢を抜けると大きな岩と、ハイマツの美しい明るい稜線に出た。
しばらく稜線を歩き、お腹がすいて来たので景色の良い休憩場所を探す。

12:10 稜線上の大きな岩の崖になっている所で昼食。右も左もスパッと切れ落ちていて、風が通り気持ちが良い。
猫又山の景色は素晴らしい。赤谷山、剣岳は依然としてガスがかかり見えず。

12:45 赤谷山頂上目指し出発。
昼食をとった場所が頂上まで1時間くらいの場所かと思って歩き始めた。
岩、ハイマツ、石楠花などが美しい稜線を行くと、パッと穏やかな草原に出た。

13:10 赤谷山山頂着。
近くに座って休んでいる人にここはどこですかと尋ねたら、「山頂ですよ」という答え。「エー、ここが山頂、ヤッター」。頂上を示す標識を確認、途中の苦しい登りの割りには意外とあっさりと着いてしまった。
なだらかな草原、チングルマ、アオノツガザクラ、コイワカガミなどの高山植物が一面を覆うそんな山頂です。剣岳側は残雪がまだ沢山残り、大きな岩とで素晴らしい景観を呈している。
ここで剣岳が姿を現すのを30分程待ったが、ガスがかかってまったく見えず、大変残念であるが下山することにした。

14:00 下山開始。
登ってきた道を引き返す。
かなり遅い時間になってしまったが、今は日が長いので暗くなる前には十分に登山口に着けるとみてゆっくりと歩く。
しかし、結構長い時間歩いたせいか、土本さんが膝の痛みを訴えて、遅れ気味。
畑佐さんに付き添われ頑張って歩く。

15:45 ブナクラ峠着。
赤い布の目印を見逃さないように、特に渡渉のときは注意しながら、休み休み下山。

18:50 最後の急な崖をロープを伝って降り、登山口着。長い一日でした。本当にご苦労様でした。

 

    登山口の間違い、大ブナクラ谷とブナクラ本谷の間違いと2回も大きな間違いを犯してしまった。人を信じてそのまま従ってしまったのが間違いの元、自らポイントポイントで地図で確認していくべきであった。

    但し、登山口については大間違いではあったが、幕営するにはテントを張るに十分な平らな場が有り、水、トイレもありとても良い所で、幕営するには此処のほうが良いのではと思った。

    赤谷山は長い、きつい山でしたが変化が有りとても素晴らしい山でした。

    大きな期待をしていた剣岳がまったく見えず、大変残念でした。次の機会にと思うが来れるかどうか?
猫又山、大日岳は素晴らしい姿を見せてくれました。

    土本さんは膝の痛みをこらえてよく頑張って下山、後に引かなければ良いが?

    畑佐さんは夜勤明けで参加、きつい山にもかかわらず余裕を持って歩き通しました。素晴らしい山ガールです。



登山口と違う場所に
テントを張る

道を間違え
引き返す

岩屋を通過

川を何度か渡る

遠くに大日岳

ブナクラ峠

ブナクラ峠直下の
岩塊の中を登る

ブナクラ峠の石仏

猫又山

稜線を行く
遠くに猫又山

沢の上の残雪
慎重に登る

稜線上の岩場で昼食

パッと目の前に
頂上の草原が現われる

頂上草原のチングルマ

頂上の残雪

アオノツガザクラの群落

頂上で

大休止

頂上の岩と残雪

沢の上の残雪と
大きな岩

振り返ると赤谷山が

ハイマツと岩が美しい
稜線

ブナクラ峠からの下り

沢を渡る

珍しい杉の大木

登山口の取水堰堤に
無事下山

石楠花

線香花火のような花


▲ 人形山 ▲ 2011年7月9日(土)

   
参加者 :  流(記録)、田森、乙崎、畑佐  計 4 名

7:00 もりの里「やまや」に集合。

今日梅雨が明けたようで、すごく暑い。

金大角間キャンパスを抜け福光、五箇山と一般道を通り、林道に入る。

林道は舗装、無舗装部が入り混じり、無舗装部は凹凸が激しく走りにくい。

何でこんな所にこんな物がというような異様な中根山荘を通過してしばらく走る。

8:25 登山口の駐車場着。

あずまや、水場もあり駐車スペースも広い。先着の車は1台で意外と少ない。

8:40 登山開始。

道端にワラビがまだ生えているのを発見、帰りに採ることにする。

樹林の中の緩やかな単調な登り、ササユリが登山道左右に点々と現われ、気を和ませてくれる。

しかし、暑くて汗が噴出する。

乙崎さん、田森さんはゆっくり行くので流、畑佐さんは先に行ってくださいとのことで、先に離れて登っていくことになった。

9:25 第一休憩地着。

依然として単調な登り、これまでに平らな休憩に適した場所も無い。

休まず先に進む、やや急になってきたが依然として見通しが利かない。

9:50 第二休憩地着。

ここには富山一といわれる大きなドウダンツツジが在ったが、すでに花期は過ぎ緑の葉のみ。

休憩し後の2人を待つが中々上がって来る気配が無い。

10:00 道は1本で、間違えることは無いということで、2人の到着を待つことなく出発。

道は緩やかになり、木々も低くなり見通しが利くようになってきた。

10:30 宮屋敷跡着。

何でこんな山奥の尾根の所に宮屋敷が在ったのだろうか?

ここでも後の2人を待つが、依然として上がって来る気配なし。

ここから人形山、三ヶ辻山が近くに良く見える。

10:48 人形山へ向け出発。

緩やかな展望の良い稜線の道は、今まで展望の利かなかった道を歩いてきただけに気持ちが良い。

が日差しが強く暑い、この先ずっと強い日差しにさらされることを覚悟し一歩一歩。

11:25 梯子坂乗越分岐着。

ここから人形山まではあと一息。ニッコウキスゲ、ササユリ、イワカガミなどの花々が美しい稜線を汗を滴らせながら歩く。意外ときつい登り。

11:45 人形山山頂着。

山頂斜面にはニッコウキスゲが群生。遠くには大笠山、笈ヶ岳などの県境の山々がくっきりと素晴らしい展望。白山は雲の中。

眺望を楽しみつつ昼食。凍らせて持って来たビールも丁度解けていい飲み頃に。汗をかいて登った頂上でのビールは格別。

後の2人は宮屋敷跡止まりであった。

12:25 下山開始、三ガ辻山は次の機会にすることにし、登ってきた同じ道を引き返す。

待っているであろう宮屋敷跡へ急ぐ。

13:15 宮屋敷跡着。

予想通り2人と合流、初めて4人で記念写真を撮る。

ここには珍しいツツジ(名前は分かりません)が群生。

13:28 しばらく休憩の後、下山へ。

単調な道をひたすら下る。

帰りに採ろうと考えていたワラビを探しながら下ると、登りの時には気が付かなかったササユリが彼方此方に咲いている。こんなに沢山あるとは。

やや細めであるがワラビも少々採れました。

15:05 登山口着。

ここには蛇口があり水が流れていて、水分補給したり、靴を洗ったりで帰り支度をする。

15:15 金沢に向け出発、岐路につく。

途中、下梨の「羽馬製パン所」に立ち寄り、おいしいと評判の“揚げあんドーナツ” を買う。

糖尿病の私としては、ちょっと油が多すぎるが、少し食べたところでは評判どおりの味かな?

16:30 もりの里着。

  梅雨が明けたその日の登山で、暑くて汗が滴り大変でしたが、熱中症になることも無く無事下山、良かったです。

  
宮屋敷跡から先は景色も開け、ニッコウキスゲ、ササユリなどの花が咲いて素晴らしい山でした。

  
人形山山頂はなだらかでニッコウキスゲが咲き、県境の山々の景色は見事でした。

※ 畑佐さんは十分余裕があったように見受けられ、若いって素晴らしい。


国道からの人形山

登山開始
路端にササユリ

第二休憩地の
大きなドウダンツツジ

宮屋敷跡から見た
人形山

梯子板乗越付近から見た三ヶ辻山

梯子板乗越から見た
大笠山、笈ヶ岳

人形山斜面の
ニッコウキスゲ

人形山山頂手前の
路端に咲くササユリ

人形山頂上

人形山頂上の
ニッコウキスゲ

奇妙に曲がった
ダケ樺の大木

宮屋敷跡付近の
ツツジ

宮屋敷跡付近の
ツツジ

宮屋敷跡で
4人揃って

何という花?

何という花?




▲ 白木峰 ▲ 2011年7月3日(日)

   
参加者 :  池村、新、本田、土本、木谷、流、
        任田、正来、田森、山本夫妻 
 計11名  



7:00 丸新ステンレス工業に集合。

つゆ空の中車2台(本田、新)で出発。

北陸道砺波ICで高速を降り八尾を通り国道472号線で目的地まで向かうところ、カーナビの案内に従い途中で県道に入った。距離的には近道のようだが山の中奥深くの細いくねくねと曲がったなんとも心細い道で、ナビの案内とはいえ心配となったがそのまま進むと国道472号に出た。ショートカットだったようだが、2度と通りたくない道であった。

国道から分かれて21世紀の森を通り、くねくねとした林道をどんどん上がっていくと登山口駐車場に着いた。すでに2、30台ぐらいの車で一杯、駐車場より下の路上に車を止め、ここから歩くことになった。

心配された天気は薄曇、晴れ間ものぞき絶好の登山日和。

9:00 登山開始、すぐに登山道になり途中車道を横切りさらに登っていく。だんだんと急になってくるが、道端には花が咲き、ブナの木々が美しい稜線を一歩一歩登る。

10:00 白木峰山荘が見える車道に出る。ここから車道を歩き白木峰を目指す。

道はなだらかになり、頂上近く突然草原が現われ、ニッコウキスゲの大群落。さらに歩いていくと木道となり、ニッコウキスゲ、コバイケイソウ、ウラジロヨウラク、アカモノ、その他の花々が草原に咲き乱れ、空中散歩するような気持ちの良い道がどこまでも続く。ニッコウキスゲ、池塘、木道、なだらかな草原、素晴らしい景観に感動。

花の名前をもっと知っていたら、さらに楽しかっただろうに。

10:30 白木峰山頂着、人が後から後からやってくる。

さらに先の三角点の所まで言って引き返し、白木峰山荘へ。

11:20 白木峰山荘(避難小屋)着、ここで昼食。

ビールで乾杯、例により各々が持ってきた食材を回し食べる。山本家特製のコブ締めが人気、毎回山本さんが参加されるとうれしいんだが。約1時間食事を楽しむ。

この山荘は太陽光発電で電気を起こす新しい立派な山荘で、1階2階合わせて2,30人位は泊まれそう。トイレは非常に綺麗で、常に水が流れていてどんな構造になっているのか不思議?

12:25 白木峰山荘出発、下山開始。

車道を道端の花を楽しみながらのんびりと歩く。

13:05 登山口駐車場着。

13:20 金沢に向け出発。

帰り道は、カーナビの指示を無視して広い国道を行く。

15:20 丸新ステンレス工業に帰着。

※天気もよく、山はニッコウキスゲ、その他の花々が咲き乱れ素晴らしいタイミングの山行でした。

※池村さんも我々と同じルートを歩き通し、まだまだ元気です。



駐車場は車が一杯
手前の路上に駐車

立派なブナの木

途中車道を横断
本格的な登りに

最後の登り、車道を行くか、登山道を登るか

突然目の前が開け
斜面にニッコウキスゲ

遠くに白木峰山荘

木道

木道とニッコウキスゲ

白木峰山頂


木道と池塘

木道と池塘

ニッコウキスゲに
囲まれて

湿原を歩く

池塘、コバイケイソウ
なだらかな草原

白木峰山荘へ向かって

白木峰山荘前で
昼食

白木峰山荘

太陽光発電装置

白木峰山荘から
下山

登山口駐車場着