金沢山岳会 会報  177
発行者:藤村 勇
編集者:流 豊秀


          




▲ 観月会 (医王山ビジターセンター) ▲ 2012年9月29日(土)〜30日(日)

    参加者 : 池田副会長、池村、中村(孝)、本田、平、花池、宮岸、土本、木谷、坂田、
           東川、流(記録)、 任田、正来、乙崎                計 15 名


929日(土)

15:00 先発隊 もりの里「やまや」に集合、酒、食材を購入後ビジターセンターへ向かう。

16:30 ビジターセンター着、早速月見の宴の準備にかかる。

メインは めった汁、焼肉、そして焼き芋。

キャンプファイヤーの準備も整い、後発隊も順次到着。

曇り空で「中秋の名月」は残念ながら見られず。

17:45 乾杯! 「月見の宴」開始。

ビールから始まり、ワイン、酎ハイ、日本酒、焼酎など月が無くても月見気分でどんどん進む。

めった汁、焼肉、焼そば何でも美味い。キャンプファイヤーの火で焼いた「焼き芋」は特に美味い。

アルコールは年齢、時代の流れか日本酒よりワインが好まれ、よく飲まれた。

22:00頃 お開き。



宴会の準備

月見の飾り

乾杯!



9
30日(日)

6:30頃〜 それぞれに起きだしキャンプファイヤーの残り火を囲んで朝食。

8:00 ひとまず解散、周辺を散策する人、帰る人に分かれる。

周辺を散策する人 池村、中村(孝)、木谷、土本、花池、東川、流、任田、正来、乙崎の10名。

大平池、三蛇ヶ滝を巡って戻ってくる初秋の医王山周辺散策。

天気に恵まれ気持ちの良い散策でしたが、三蛇ヶ滝に行く途中の下りで池村さんが石につまずいて転倒、頬のあたりを切り出血してしまった。幸い大事に至らずビジターセンターに戻った。

木谷、流はトンビ岩に登り、池の周りを周って戻った。

色ずき始めた木々、ススキの中のトレッキング爽やかでした。

11:00 解散。


朝の
ビジターセンター

宴の跡

トレッキングに出発

崩壊が進む崖


大平池前の草原

トンビ岩

三蛇ヶ滝

トンビ岩から
大平池を見下ろす

トンビ岩にて


  

                




▲ 夏山合宿  妙高山・火打山 ▲ 2012年8月10日(金)〜11日(土


   参加者 : 土本、流(記録)、任田、井村    計 4 名

行 程

810

丸新ステンレス工業→笹ヶ峰→高谷池ヒュッテ→火打山→高谷池ヒュッテ(泊)

811

高谷池ヒュッテ→黒沢池ヒュッテ→妙高山→黒沢池ヒュッテ→笹ヶ峰→苗名の湯→丸新ステンレス工業


              

810

6:00 丸新ステンレス工業に集合。

天気は晴れ、2日間好天の中の山行が期待できそう。

流の車1台で出発、金沢東ICから北陸道に入り妙高高原ICで下り、一般道を登山口の在る笹ヶ峰キャンプ場に向けて走る。

8:45 キャンプ場駐車場着。  

金曜日のためか広い駐車場に、車はまばら。

9:00 登山口出発。 

立派な木のゲートをくぐり出発

なだらかな登り傾斜、明るい見事なブナの林の中に立派な木道がどこまでも続く。

自然保護のためとはいえよくお金をかけて作ったものだ。

木道は歩きやすいようで歩きにくい。

9:50 黒沢橋着。  

小休止、黒沢の冷たい清流を飲む。

10:00 黒沢橋出発。  

ここから先急登が続く。

急な所、足場の悪い所は木の階段が架けられていて歩きやすい。

登山道脇の草は刈り取られ、整備がとても良くされている。

12曲りを数を数えながら汗を滴らせて登る。

10:35 12曲りを登りきる。  

ここから先はなだらかな尾根を歩く。

見事なオオシラビソの林が続き、心地よい木の香をかぎながら登る。

11:45 富士見平着。  

ここが黒沢池、高谷池の分岐。高谷池方面に進む。

黒沢岳の山腹を巻いてオオシラビソ、ナナカマドの中のなだらかな道をゆっくりと登る。

12:00頃パッと目の前が開け、高谷池ヒュッテ、所々に雪が残る火打山、焼山が目に飛び込む。

思わず歓声が上がる。

高谷池ヒュッテはもうすぐ、高度差もほとんど無い。

なだらかな道、木道が続く。様々な花が一杯、何度聞いても花の名前が覚えられないが、任田さん、井村さんは花の名前をよく知っていて感心する。

12:35 高谷池ヒュッテ着。  

予約しておいた宿泊の手続きをし、外で昼食。

13:35 荷物はヒュッテに置き、水と雨具を持って火打山へ出発。

高谷池を巻くように設けられた木道を快適に歩く。

高谷池を過ぎるとすぐに小天狗の庭。

木道の両脇に素晴らしい花々、ハクサンコザクラ、アオノツガザクラ、ミヤマキンバイ、イワイチョウ・・・。

13:55 小天狗の庭を超えると、パッと天狗の庭が現れた。

点在する池塘、一面のワタスゲ、クサンコザクラ、背後に火打山、絵のような光景に感動。

天狗の庭を過ぎるとやや急な登り、ここも様々な花々 ヒメシャジン、マルバダケブキ、ミョウコウトリカブト、ヤマオダマキ・・・が咲き乱れている。

14:45 雷鳥平着。  

ザレ場、やや殺風景、雷鳥は見当たらず。

木道をしばらく登り

15:30 火打山山頂着。 

平坦な山頂、雲がかかって焼山など遠くの景色は見えない。

15:45 高谷池ヒュッテに向けて下山開始。 

同じ道を引き返す。

花を見ながら、景色を楽しみながらの楽しい下山。

上から見る天狗の庭、高谷池は素晴らしい。

17:00 高谷池ヒュッテ着。 

夕食は17:30からということで、それまでの間、外のベンチで小宴会。

ビール、ワイン、ウイスキー。

夕食は外に持ち出してもOKということで、そのままの場所で持ち出して食べることにした。

夕食のメニューはカレーライス、ハヤシライスどちらでもOK、セルフで好きなだけ盛る。

外で食べ、飲むのは気持ちが良くてとても旨い。暗くなるまで外で過ごす。

部屋は2段式で、我々は上の段、12人が入れるところが我々4人だけ。広々使えて快適。

山小屋でこんなにゆったりとできたのは初めての経験。

21:00頃就寝。

 






























811

5:00頃起床。 

天気は良さそう、小屋の窓から高谷池と火打山はっきりと見える。

朝食は530から、メニューは中華丼、セルフで好きなだけ盛る。

ほとんどの人が済ませた後に、1階の広間でゆったりと食事をとる。

6:40 小屋を出発、黒沢池ヒュッテに向かう。

しばらくの間ナナカマド、笹の茂る登山道を登る。

7:10 茶臼山着。

笹薮の中に標識があるのみで山頂らしくない。

ここを過ぎてからは下りとなり、しばらくして黒沢湿原が現れる。

大きな湿原で、池塘が点在、黒沢池ヒュッテがその外れに、その先に妙高山大きく聳えている。

右手に黒沢湿原を見ながらさらに下ってくと、ヒュッテ手前の小さな雪田に出る。

ここにハクサンコザクラが見事な群落を作っていた。立ち入り禁止で近づくことができず遠くから眺めるのみ。

7:35 黒沢池ヒュッテ着。 

六角形のドーム型のヒュッテ、ここで一休み。

ここが妙高山への登り口であるが、任田さんは妙高山には登らずここに残り、周辺散策などのんびり過ごし3人の戻ってくるのを待つことになった。

7:50 土本さん、井村さん、流の3人はヒュッテに荷物を預け、水、雨具、非常食などを持って妙高山に向けて出発。

草木に覆われた見通しのきかない登山道、大きな石もあるかなりの急登。

8:00 大倉乗越着。

ここからクサリ場もある急な下り、妙高山を前にどんどん下り続けもったいない。

急な下りが終わり、緩やかな下りになったころから道端にイチゴが沢山現れ、それをつまみながら歩く。左下に長助池、正面に妙高山を見ながら。

8:35 長助池分岐着。

ここから妙高山まで1km、本格的な急な登りが連続する。

岩がゴロゴロした登山道、クサリ、ロープが所々に張られゆっくりゆっくり登る。

ブナ、ダケカンバの美しい所を通過したが、登りの時は気づく余裕なし。

頂上に近づくにつれて傾斜も緩やかになり、山頂付近の岸壁が目に入ってきた。

頂上直下に妙高大神が祀られた石祠があり、そこを過ぎてすぐにひょこりと妙高山山頂が目に入る。

9:40 妙高山山頂(北峰)着。

岩だらけの山頂、素晴らしい景色。

記念写真を撮った後、すぐそこの南峰まで足を延ばす。

途中にミョウコウトリカブトに出会う。

1分ほど歩いて南峰着。ここはさらに大きな岩だらけの頂、絶景です。

10:10 下山開始。 

また急な下りが続く。

登りには気づかなかった千手観音のような枝が四方八方にくねくねと伸びたダケカンバ?が一面に茂っている。

11:00 長助池分岐着、小休止。

ここで「金沢ハイキングクラブ」の一行(中高年10数名)に出会う。こちらからは名乗らず。

イチゴ街道を通り、大倉乗越への急登を喘ぎ喘ぎ登る。

11:35 大倉乗越着。  

ここからは下り、わずかな時間ということで気持ちが楽に。

11:50 黒沢池ヒュッテ着。 

任田さんと合流、昼食。

小屋で買った缶ビールがのどに沁みる。

12:40 笹ヶ峰へ向かって下山開始。 

黒沢湿原の中に設けられた木道、爽快な気分で歩く。

ワタスゲ、クルマユリ、ハクサンコザクラ、アザミ、チングルマ、ハクサンフウロウ・・・花が豊富な素晴らしい湿原。湿原の末端には色鮮やかなハクサンフウロウの群落。

13:25 富士見平着。

14:10 12曲り入り口。

14:40 黒沢橋着。  

川の冷たい水を飲み小休止。  

美しいブナ林の中の木道を下る。

15:30 笹ヶ峰登山口へ無事下山。

15:45 駐車場出発。

16:10 苗名の湯着。 

町営の温泉施設、男湯の方は登山者、観光客、地元の人などで一杯。

女湯の方は空いていたそうだ。 1時間ほど入浴、休憩して帰途につく。



※金曜日に山小屋泊としたためか、この時期としては小屋は空いていて快適であった。

 ※今年は雪が遅くまで残っていたため、まだ花が沢山咲いていて素晴らしい山行になった。

 ※火打山、妙高山は花有り、湿原有りのいずれも百名山に相応しい素晴らしい山でした。








笹ヶ峰登山口





ブナ林の中の木道

黒沢を渡る

12曲りの階段

オオシラビソの中の登山道

富士見平

高谷池と
高谷池ヒュッテ

火打山・焼山を
バックに

高谷池と火打山

高谷池ヒュッテ手前の草原

高谷池ヒュッテ

ヒュッテ前で昼食

高谷池の木道

高谷池と火打山

高谷池と
高谷池ヒュッテ

小天狗平の木道

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ
その他の花々の
群落

小天狗平

小天狗平上部の
木道

天狗平

天狗平のワタスゲ

天狗平のワタスゲと火打山

池塘と火打山

天狗平上部
同方向に傾く木

ヒメシャジンの
大群落

下方に天狗平
遠くに妙高山

雷鳥平

花の海の中を行く

前方に火打山

火打山直前の斜面
花の海

妙高山方面を
振り返る

火打山直前
木道と雪渓

火打山山頂

火打山から下る

天狗平上部から
雪渓と遠くに
荒々しい山

天狗平の木道

天狗平の木道

高谷池と
高谷池ヒュッテ

高谷池ヒュッテ前で小宴会

高谷池ヒュッテ前で夕食

朝の高谷池と
火打山

ヒュッテの自炊部屋

朝食は中華丼

1階の広間で朝食

ヒュッテ前で
出発前の記念写真

茶臼山

黒沢湿原

黒沢湿原と
黒沢池ヒュッテ

ハクサンコザクラとワタスゲの群落

黒沢池ヒュッテ

ヒュッテ前で休憩

大倉乗越
遠くに妙高山

妙高山

イチゴの群生

妙高山への急登

近ずく妙高山

妙高大神が
祀られた石祠

妙高山の岩

妙高山山頂(北峰)

南峰にて(流)

南峰にて(井村)

南峰山頂

千手観音のような
枝が四方八方の木

下方に長助池

黒沢池ヒュッテ前で
任田さんと合流

土本さんヒュッテまで無事下山

黒沢池ヒュッテ前で昼食

黒沢湿原

黒沢湿原

木道脇にクルマユリ

チングルマと
ワタスゲ

黒沢湿原の
木道を行く

黒沢湿原のアザミとハクサンフウロ

富士見平

12曲り下り入口

黒沢の渓流

美しいブナ林を下る

立派な木道

登山口手前の橋

笹ヶ峰登山口の
ゲート

車で一杯の
笹ヶ峰駐車場








 
▲ 干支の山A 五竜岳 ▲ 2012年7月27日(金)〜29日(日

   参加者 : 池田副会長、新、流(記録)、正来、乙崎、井村    計 6 名

行 程

27日
丸新ステンレス工業→五竜エスカルプラザ駐車場(テント泊)

28日
五竜エスカルプラザ駐車場→八方駅→八方池→丸山ケルン→唐松山荘→唐松岳→唐松山荘→遠見尾根分岐
→五竜山荘(泊)

29日
五竜山荘→五竜岳→五竜山荘→遠見尾根分岐→白岳→大遠見山→地蔵の頭→アルプス平→とおみ駅
→五竜エスカルプラザ駐車場→エスカルプラザ(入浴)→丸新ステンレス工業

27日

21:00 丸新ステンレス工業に集合。

新さんと流の車2台に分乗し出発。

金沢東ICから北陸道に入り糸魚川ICで下り、国道148号線を走る。

24:00 五竜エスカルプラザ駐車場着。

広い無料駐車場に車はまばら、端の方に駐車しテントを張る。

明日明後日の好天と登山の無事を願ってビール、ワインで乾杯、明日は早朝発のためそこそこにしてお開き。

涼しいかと思いきや暖かく、寝袋なしで寝るも、朝方すこし寒くなった。


五竜エスカルプラザ
駐車場



28日

4:45頃 起床。

朝食は八方池山荘あたりでとることにして早速テント撤収、登山の身支度をする。

車はここに置いたままにして八方ゴンドラ駅に行く計画で、予約しておいたタクシーを待つ。


5:35
頃 
2台のタクシーに分乗し八方ゴンドラ駅へ出発。 


5:45
 八方ゴンドラ駅着。

5:30からゴンドラは動き始めていてかなりの人が集まっていたが、待ち時間なしで登山者、観光客に混じって乗車。

ゴンドラリフト、アルペンクワッドリフト、グラードクワッドリフトを乗り継いで花いっぱいのスキーゲレンデを上へ上へ。


6:25
 八方池山荘(1830m)着。

乗り物を使えるのはここまで。

ここで朝食、腹ごしらえをし、きれいなトイレで用を足す。


6:55
 いざ登山開始。

花の八方尾根の名の通り様々な花々があたり一面、花の名前を書いた看板が主だった所に立ててありそれらを見ながら緩やかな登山道をゆっくりゆっくり歩く。

高い木もなく景色抜群、快適。


7:30
 第二ケルン(息ケルン)着。


7:45
 第三ケルン(2035m)着。

八方池の周りを一周。晴れた風の無い日には、池に後立山連山が映る絶景ポイントであるが、山々には薄く雲がかかっていて池に映る姿に出会えず残念であった。なかなか良い時期に当たらないものだ。


8:00
 八方池出発。

北アルプスらしい明るく見通しの良いい登山道を気持ち良く歩く。

見事なダケカンバの地帯を過ぎ、雪渓を横切り、段々と傾斜が急になってくる。

雲はほとんど消え、白馬、杓子、白馬槍、不帰ノ嶮が目の前に鮮やかに現われ、ますます北アルプスらしくなってきて素晴らしい、大感動。


9:35
 丸山ケルン(2430m)着。

絶景に一同感動、記念写真を撮る。


9:45
 丸山ケルン発、唐松山荘へ。

ハイマツと高山植物の中の登山道、後立山連峰を見ながら。


10:40
 唐松山荘着。

この山荘は、以前故中川さん、坂田さんが屋根、壁の改修工事をした山荘で、今なおきれいな状態を保っている。

山荘周辺は登山者で一杯。目の前に唐松岳がくっきり。

昼食を前に、山荘にザックを置き唐松岳を往復することに。

斜面にはコマクサの群生。


11:00
 唐松岳(2696m)着。

立山、剣の立山連峰、不帰ノ嶮、白馬槍が岳、反対側にはこれから登る五竜岳と飽きることの無い絶景にしばし見とれる。


11:20
 唐松山荘帰着。

山荘で冷えたビールを購入、昼食。ビールの味は格別。

つまみ類、果物、野菜類など皆沢山持って来ていて次から次と出てくる。

少し持って来すぎ。


11:50
 唐松山荘出発。

乙崎さんは体調不良でこれより先に行くのを断念、唐松山荘の泊まることにして皆と別れる。(実際は下山して八方のペンションに宿泊)

ここから先は岩稜の連続、クサリも所々に。大きく切れ落ちたやせ尾根、落石に注意を払い

足がかり、手がかりを選びながら慎重に大きく下る。

最低鞍部まで下りそこからまた岩稜の登り、ハイマツ帯のザレた広い斜面、ジグザグな登りを繰り返す。前方に五竜岳がすぐ近くにあるはずだが、白岳に隠れて見えない。

何度かピークを過ぎ、ザレた緩やかなハイマツの斜面を回り込むと、前方に大きく五竜岳、手前の下方に五竜山荘の赤い屋根と色とりどりのテントが目に入った。


14:10
 遠見尾根との分岐着。やっとたどり着きホッと一息。

しばらく休憩、五竜岳の景色を眺める。


14:20
 
五竜山荘着。

ここも唐松山荘ほどではないが、登山者で一杯。

予約しておいた宿泊の受付を済ませ、部屋入る。

1泊2食付、9,000円、水は宿泊者は無料、どこも同料金のようで、高い。

定員300名、予約は240名入っていて、予約なしの客がどのくらい来るのか分らないが定員を超えるとのこと。いずれにしても来るものは拒まず、詰めるだけ。1畳に2人寝てくださいとのこと。

朝食は5:00から、夕食は我々は5交代目の19:40〜ということになりかなり時間がある。

夕食までの間、明るい外で宴会。

購入したビールと持参したワイン、日本酒、ウイスキーにつまみで長い宴会に入る。

山の話など他愛の無い話が楽しく、時間が過ぎていく。

その間も登山者がひっきりなしに着き、テント場も一杯、遅く着いた人は場所確保が大変。


18:00
 宴会はお開き、部屋の戻る。

我々の部屋は8畳位の広さに、我々5名、福島からの人3名、四国からの人6名の14名。

夕食までの間、登山者同士親しく話をする。


19:40
 
やっと夕食。

定番のカレーライス、煮物、味噌汁、福神漬けの簡単なもの。

カレーは塩分過多で私にはしょっぱ過ぎ、味付けの間違いか汗をかいた登山者を意識してのことか?


21:00
頃 
就寝。

窓を開けてあるので風が通り涼しい。

窮屈であるが何とか寝れそう、知らぬ間に寝てしまう。



朝の駐車場から見た
遠見尾根


朝の八方ゴンドラ駅

八方ゴンドラ山頂駅

グラートクワットリフト

八方池山荘前

八方山ケルン付近

第2ケルン(息ケルン)
を目指して

第2ケルン(息ケルン)

八方池

八方池

八方池

八方池を後に

見事なダケカンバ帯

遠くに雪渓と
丸山ケルン

杓子岳

丸山ケルン手前の
扇雪渓

丸山ケルン到着

丸山ケルン

不帰ノ嶮をバックに

丸山ケルンを出発

不帰ノ嶮

不帰ノ嶮をバックに

不帰ノ嶮をバックに

不帰ノ嶮をバックに

不帰ノ嶮をバックに

唐松岳付近の
登山者の列

唐松岳手前から
不帰ノ嶮を望む

唐松山荘

唐松山荘から
唐松岳を望む

唐松岳頂上の正来さん

唐松岳頂上の流

唐松岳頂上の
正来さん・池田さん

唐松岳頂上

唐松岳から
五竜岳を望む

唐松岳を下り
唐松山荘へ

唐松山荘で
乙崎さんと別れる

五竜岳に向けて出発

いよいよ岩場の下り

最低鞍部への下り

最低鞍部への下り

最低鞍部への下り

最低鞍部への下り

最低鞍部

最低鞍部

広く大きな尾根道
前方に五竜岳

ハイマツ帯

白岳を巻く

遠見尾根分岐
山荘を下に見て一服

分岐から見た五竜山荘

五竜山荘前

夕食前の小宴会

同部屋になった
福島の人


29日

5:00頃 起床。

外は晴れ、部屋の窓から五竜岳が鮮やかに見え、山荘前のテント場には色とりどりのテントが一杯。

夏山登山は早発ちが基本、6時ごろにはほとんどの登山者が出て行きザックで溢れていた廊下もすっきり。


6:00
 朝食。

焼き鮭、焼き海苔、梅干、味噌汁など定番の朝食。


7:00
 五竜岳往復に軽装で出発。

出発の頃はくっきりと山頂が見えていたが、時間が経つにつれ雲がかかってきてなかなか山頂が姿を現さない。険しい岩稜、クサリ場の連続、信州側にすぱっと落ちた身が縮むような断崖、五竜岳は険しい山だ。

ゆっくり慎重に岩をよじ登る。


7:55
 
五竜岳(2814m)山頂着。

山頂の三角点の標柱は埋め込まれることなく立てかけられた珍しいもの。

雲がかかって遠くの山々が見えない。

鹿島槍方向にはキレットの凄まじい姿が見える。時おり雲間から剣岳、立山、鹿島槍の双耳峰、唐松岳が顔を覗かせ感動するが長く続かない。

持って来たコッフェルでお湯を沸かしコーヒータイム。どこで飲むコーヒーより旨い。

雲が晴れるのを期待ししばらく留まっていたが晴れる気配無く、やむなく下山することに。


9:30
 五竜山荘に帰着。

山荘のシャッターに武田菱の図が描かれている。これは五竜岳の春先に現われる雪形の武田菱を表したものだろう。


9:50
 五竜山荘出発、白岳へ。


10:00
 白岳頂上着。

山頂はイワギキョウや黄色い花など高山植物が一杯、唐松岳をバックにビールで乾杯。

各々ポーズをとって記念写真。


10:15
 白岳を後に遠見尾根を下山開始。

荒々しい鹿島槍、キレット、大雪渓など素晴らしい景色が続く。

八方尾根と違い、樹林帯が多い長い長い急な岩場もある登山道。

所々で雪渓を横切り、雪の残った道を歩く。


12:15
 中遠見着、小休止。

ここからさらに下り続け、小遠見山分岐へ。

この辺は五竜ゴンドラ駅からのトレッキングコースとなっていて、登山者に混じって一般の観光客のような身なりの人も多く見受けられる。

すっきり晴れていれば、後立山連峰が素晴らしく眺められるとても良い所。


13:20
 地蔵の頭着。

今回の登山の実質最後となるケルン前で記念写真を撮る。

ここから先はなだらかな遊歩道を下り、スキーゲレンデの中の植物園を通って五竜ゴンドラ山頂駅へ。色とりどりの花が植えられた美しい所で、観光客で溢れている。

山頂駅付近で乙崎さんと合流。乙崎さんは八方のペンションに泊まり、この日は体調も戻り、五竜のトレッキングコースを散策していたそうだ。


13:50
 
ゴンドラに乗り下山。


14:10
 五竜エスカルプラザ駐車場着。

エスカルプラザ内の温泉に入浴、汗を洗い流しすっきりさっぱりする。


15:15
 五竜エスカルプラザ駐車場発、金沢に向け出発。


18:00
 丸新ステンレス工業着。

 

    天気に恵まれ素晴らしい山行になりました。欲をいえば五竜岳山頂で雲が晴れてくれれば文句ないところでした。

    久しぶりの山らしい山、花も真っ盛りで、北アルプスの山の素晴らしさを感じました。

※ 乙崎さんが五竜岳まで行けず唐松岳で引き返すことになって残念でした。

山荘から見た
朝の五竜岳

五竜岳へ向かう前
山荘前で

岩場の連続

岩場の連続

五竜岳頂上着

五竜岳山頂で

コーヒーを飲みながら
鹿島槍が姿を現すのを待つ

岩場を下る

五竜山荘へ帰着

五竜山荘前の雪渓

下山前に五竜山荘で
記念写真

白岳山頂から
白馬槍を望む

白岳山頂の池田さん

白岳山頂の新さん

白岳山頂の井村さん

白岳山頂の正来さん

白岳山頂の流

雲の中の大キレット

遠見尾根の雪渓

大遠見付近を下る

小遠見山分岐
一般客も多い

地蔵の頭

アルプス平の散策路

ゴンドラ山頂駅周辺

ゴンドラ山頂駅
ビールで乾杯

ゴンドラで下る


咲いていた花々

唐松岳のコマクサ

唐松岳のコマクサ

大黒岳付近のクロユリ

ヒマラヤの青いケシ










▲ 伊吹山  2012年7月8日(日)

   参加者 : 
池田副会長、新、土本、東川、流(記録)、

             任田、正来、乙崎、井村、藤村(会員外)、玉谷(会員外)  
         
                            計 11 名


行 程

徳光PA→上野登山口→三合目→九合目→伊吹山山頂(昼食)→九合目→三合目→上野登山口→徳光PA


7:00 徳光PA 車遊館駐車場に集合。

前日までの雨も上がり、好天になった。

新さんと流の車2台に分乗し出発。

9:00 上野登山口駐車場着。

登山口にある三宮神社周辺には登山者が一杯、人気の山を実感。

9:15 伊吹山山頂目指し出発。

当初の予定では、登山口から三合目まではタクシーで行く予定であったが、一般登山者が続々と歩いて登っていくのを見て、我々も歩いて登ることに変更。

前日までの雨のせいか所々ぬかるみがあったが、傾斜もゆるく歩きやすい。

うっそうとした樹林の中の広いゆったりとした登山道を歩くこと約30分。

9:45 一合目着。

ここはゲレンデ下部、これまでの樹林帯から抜け広々とした草原。パラグライダーゲレンデにもなっている。小休止後草原の中の登山道を登っていく。

三合目直前は広々とした草原、イブキトラノオ、ノアザミ、ハクサンフウロ、ウツボグサなどの花がポツリポツリと咲いてのどかな所、“やんすこんす音楽祭ツアー”という野外コンサートもやっていてなんとなく賑やか。

10:40 三合目着、小休止。

廃線となったゴンドラリフトの終点、タクシーが上がって来られる林道の終点。

この辺りから四合目にかけての一帯は“オカメガハラ”と言ってススキが原。小さな花々があちこちに見られる気持ちの良いところ。

10:50 出発。

気持ちの良い草原を登っていくとすぐに四合目に着いた、三合目から四合目まではいやに短い、何で?

登山道らしく傾斜のあるやや狭い道になってきた。

11:10 五合目着。

ここには古い小屋があり、ベンチのある休憩所で多くの人が休憩している。

晴れた日は景色の良いところのようだが、今日は霧がかかって視界不良。

我々も小休止、腹ごしらえもする。

11:20 五合目出発。

ここから頂上までは急傾斜、登山道は石ころ、岩の露出した道になりジグザグになって上へ上へと続く。

日陰となる物が無く、カンカン照りの夏場はつらい道。

出発してすぐの六合目あたりに立派な石造りの避難小屋がポツンと建っている。

暇があったら一日中ここでのんびりとしていたいくらいの明るく見晴らしの良い所。

八合目辺りは道幅も狭く傾斜も急、上り下りする人も多く所々で渋滞が発生、去年の雨飾山のよう。

12:40 九合目着

ここが山頂一帯の散策路の分岐点、山頂まで10分の所。

頂上付近が霧に霞んで見える。花畑の中を人が沢山歩いているのが見える。

12:50 山頂着。

下から登山道を登ってきた人、ドライブウェイを車で頂上まで来た人などで一杯。

売店、食堂も立ち並び山頂とは思えないくらいの賑わい。ビールも有ればラーメンもある。

全員揃った所で昼食、約30分の楽しい一時。

昼食後、一等三角点確認、記念写真を撮る。

14:00 下山開始。

頂上付近を少し遠回りして九合目まで行き、それから先は来た道を下る。

霧が晴れ下のほうが良く見えるようになってくる。

草原の中にジグザグの登山道、避難小屋、遠くに琵琶湖など素晴らしい景色。

景色に感動し、花を見ながらゆっくり歩いていく。下りは意外と長く、急に感じる。

15:20 三合目着。

16:15 登山口帰着。

    前日までの雨で心配された天気も当日は晴れに転じ、絶好の登山日和となり、気持ちの良い登山が出来ました。

    伊吹山は百名山ということもあって人が多く、登山道もよく整備されていて登りやすく、人気の山を実感。

    山全体に自生するお花畑は植物の宝庫とうたわれているようでしたが、白山のように花花花・・・とはいかないまでも、低山の花が多く見られた美しい山でした。

    今回は怪我人も出ず無事帰着できたことは何よりでした。












上野登山口出発

樹林の中の登山道

一合目

ゲレンデ内の登山道

三合目付近

野外コンサート

三合目で休憩

三合目で休憩

五合目

立派な避難小屋

五合目から上は岩の
多いジグザグな道

登山者が多く渋滞

九合目の分岐

頂上付近

頂上

頂上は店が沢山
人も沢山

頂上で乾杯

任田 女王様

一等三角点

頂上で記念撮影

ジグザグな登山道

七合目付近を下る

五合目付近の草原

くわの実を採る

道の駅からの伊吹山
     伊吹山に咲いていた花々