金沢山岳会 会報 180
発行者:藤村 勇
編集者:流 豊秀
  
 




▲ 干支の山 蛇骨岳 ▲ 2013年6月15日(土)〜16日(日)  

参加者 : 本田、村本、木谷、流(記録)、山本、任田、正来、中村(久)、乙崎、玉谷、尾川  計 11 名

<コース>

/15 池の平湿原1周→天狗温泉浅間山荘ロッジ(泊)

/16 ロッジ→車坂峠→表コース→トーミの頭→黒斑山→蛇骨岳→仙人岳→蛇骨岳→黒斑山→トーミの頭→中コース→車坂峠

6/15(土)

7:00 丸新ステンレス工業集合、出発。

参加者11名ということで車3台で出発。

出発時は曇り空であったが長野あたりでは晴れ魔ものぞくようになった。

高速道東部湯の丸ICを下り、スーパーに寄って夜の宴会用の食材、酒類を購入。

湯の丸高原池の平湿原を目指す。

11:25 池の平湿原駐車場(2061m)着、1台500円払って駐車する。

ここが湿原の入口、雨の支度と昼食などを持って見晴歩道から湿原1周の散策に出発。

なだらかな登り、歩道の両側にはロープが架けてありきちんと整備されている。

大きなゼンマイが一面の生い茂る場所を通る。国立公園内で採取禁止のためか歩道両脇に沢山(本当にゼンマイなのか?)。さらに行くとカラマツの倒木の幹に枝が何本も垂直に立っている不思議なものをに出会う。ガスがかかり遠くは見えない中、クマザサとカラマツの林を登って行く。

12:00 雲上の丘広場(2110m)着、昼食休憩。

ここがこの散策路で一番高い所。

今までガスっていたのが晴れてきて、下の方に湿原全体が見渡せるようになってきた。

涼しい風にあたりながら昼食。

12:25 雲上の丘広場出発。

カラマツの森の中しばらく歩いて行き、「ピグミーの森」というところ出る。

名前の由来は不明、黒っぽい幹の松が生い茂る苔むした森、原始林のよう。

12:35 見晴岳(2095m)着。

イワカガミのピンクの花が至る所に。

三方見晴歩道を三方ヶ岳方面に行く。途中にコマクサ園が2カ所あり、早くも可憐な花が咲いている。

頑丈な金網で保護されていて足を踏み入れることが出来ないようになっている。

「おとぎの森」を通り抜けてしばらく行くと、木道の遊歩道になり、いよいよ湿原に入って行く。

「忠治の隠れ岩」という所があり、こんな所にも忠治は隠れていたのか?

雨がだんだんと激しくなってくる。

湿原の中の木道をゆっくりと散策したいところだが、激しくなる雨のため出発点の駐車場に向けて急ぐ。

14:00 駐車場着。

しばらく休んだ後、宿泊地の天狗温泉浅間山荘に向かう。

15:10 浅間山荘着。

当初はテント泊の予定であったが、雨も降っていることもあり近くのロッジ泊に変更。

中はわりと綺麗な畳部屋、早速宴会、夕食の準備に取り掛かる。

男性達は先に温泉に入りに行く。鉄分をたっぷり含んだ茶色の湯、白いタオルがあっという間に茶色に染まってしまう。極楽極楽。

湯から上がり食堂で 生ビールをグィー! お通しの野沢菜をつまみ又グィー!

ロッジに戻ると既に女性達は開宴中。さすが女性達、沢山の美味しそうなご馳走がテーブルに並ぶ。

16:50 あらためて全員で乾杯! 

スーパーで購入したもの以外に、各自持参した物も沢山。山本さんの昆布締め、玉谷さんの酒に漬けたタラなど・・・とても旨かった。

山荘の綺麗なおかみさんの話で盛り上がる。

19;50 お開き、引き続き飲み足りない者数人で2次会。






池の平湿原入口

倒れた幹に枝が
垂直に伸びる

なだらかな
遊歩道

雷の丘

雲上の丘広場
昼食

雲上の丘広場
から池の平湿原

明るい唐松林
の中の遊歩道

ピグミーの森

見晴岳

三方ヶ峰
コマクサ園
コマクサ保護
フェンス
池の平湿原の
木道を歩く
忠治の隠れ岩

ロッジで宴会

2次会

笹の花





6/16
(日

5:00 起床。外は依然として小雨。

予定は車坂峠まで車で行き、そこから登山開始となった。

6:30 ロッジ出発。

7:05 車坂峠(1973m)の高峰高原ビジターセンターの無料駐車場着。

7:20 小雨のため皆雨具を着けて出発。表コースを行く。

緩やかな上り、しばらくは美しいカラマツ林の中の登山道、次第に見通しがきくようになってくる。

雨が上がり振り向くと遠くに北アルプスの山々が白く輝きとても美しい。浅間山はまだ見えない。

やがてガレ場になり傾斜も急になってくる。カラマツ、シラビソの新緑、色々な花が美しく、楽しい登山。

イワカガミ、ツマトリソウ、ハクサンイチゲ、ツガザクラ、アズマシャクナゲ・・・など花が豊富。

なんとコマクサの群落も。

9:00 火山噴火避難シェルター着。

浅間山が活火山であることを実感する。ここから少し登ったところで浅間山が姿を現す。

雨は完全に上がり、お椀を伏せたような浅間山をバックに記念写真を撮る。

凄まじい火口壁の急ながれ場の尾根を登る

9:15 岩だらけのトーミの頭着。

垂直の火口壁、そのはるか下に緑が美しい湯ノ平高原、正面に浅間山、稜線の先に黒斑山、蛇骨岳、仙人岳、鋸岳が一望。

右手に浅間山を見ながら火口壁の稜線を黒斑山へ向かう。

9:45 黒斑山(2404m)山頂着。

外輪山の中で一番高く、浅間山が良く見える絶景ポイント。

小休止した後、この先の火口壁伝いに蛇骨岳へ向かう。クロマメの木、イワカガミ、ミネズオウ、山桜などの花々。新緑のカラマツが美しい。

10:15 蛇骨岳(2366m)山頂着。

今回の目的の干支の山、ここも浅間山、火口壁沿いの山々が良く見える。

当初の予定ではここで引き返すことにしていたが、まだ時間があるので三角点のあるこの先の仙人岳まで行って戻ってくることにした。荷物は置いて出発。

広く明るい稜線、ガレ、ザレ、岩の連続。

10:40 仙人岳(2319m)山頂着。ここは三等三角点が有る岩だらけの山。

火口壁、賽の河原、湯ノ平高原、浅間山など遮るものの無い絶景。

しばし絶景を堪能して蛇骨岳へ引き返す。

11:00 蛇骨岳着。

小休止後、中コースを下山することにし、出発。

中コースの分岐までは、黒斑山、トーミの頭と往路をなぞる。

11:50 トーミの頭着。ここで昼食休憩。

村本さんが忘れずに持って来ていたビールを回し飲み、やっぱり山頂でのビールは最高!

12:30 下山開始、トーミの頭から少し行ったところに分岐がありそこから中コースを下る。

中コースは下り一方、鬱蒼としたカラマツの樹林の中をひたすら下る。眺望は良くない。

白樺林、カラマツ林を抜け30分程してなだらかな笹原が広がる。

ここからは明るい遊歩道のような道、笹原、カラマツが美しい。

13:15 車坂峠登山口へ無事帰着。

13:40 金沢に向け駐車場を出発。

18:00 丸新ステンレス工業着、解散。

 

※湯の丸高原、高峰高原、浅間山周辺は火山の噴火によって形作られた所で、明るいカラマツ林が続き、花も多く癒される所で、体力的にも楽な山行でした。

※今回テント泊をやめロッジ泊となりましたが、今後の山行もテント泊よりロッジや山小屋泊にしようなどという話に盛り上がりました。先達が聞いたら何と言うか?


ハクサンイチゲ

シャクナゲの
若葉

アズマシャクナゲ

松の若葉に水滴

ツマトリソウ

イワカガミ

山桜

サラサドウダン?

くろまめの木

若いトドマツ

ミネズオウ

ツガザクラ?

カラマツ林に
綺麗なコケ

イワカガミ





朝のロッジ

ロッジ出発前

天狗温泉
 浅間山荘

高峰高原
ビジターセンター

車坂峠登山口

上りは表コース

見晴らしの
良い場所で一服

八ヶ岳の先に
白い北アルプス

避難シェルター

トーミの頭で
記念写真

トーミの頭から
浅間山を望む

湯ノ平高原、
賽の河原

左に黒斑山
右に蛇骨岳

黒斑山直前の
登り

黒斑山山頂

蛇骨岳への稜線

蛇骨岳山頂

蛇骨岳から
仙人岳へ

仙人岳

仙人岳から
賽の河原を覗く

仙人岳の
三等三角点

仙人岳から
蛇骨岳へ

浅間山噴火口

トーミの頭で
昼食休憩

トーミの頭からの
下り

分岐
下りは中コース

鬱蒼とした樹林
の中の登山道

白樺林

一面のクマザサ

明るい唐松林
の中の登山道

高峰高原の
カラマツ林

駐車場に
無事帰着

  
                   

               


▲ 第40回残雪の白山 ▲ 2013年6月1日(土)〜2日(日)  曇り

参加者  :  平、新、本田、土本、花池、流(記録)、正来、乙崎、尾川    計 9 名

<コース>

/1 別当出合→甚之助避難小屋→南竜ヶ馬場→甚之助避難小屋(泊)

/2 甚之助避難小屋→黒ボコ岩→室堂→御前峰→黒ボコ岩→甚之助避難小屋→別当出合


/1(土)

8:00 白山比盗_社駐車場に集合、平、流の車2台で出発。

9:00 市ノ瀬ビジターセンター着。

ここで花池さんと合流、別当出合へ。

9:10 別当出合駐車場着。

なんと車が100台近くあろうか、路上、駐車場に一杯、我々は最下段の駐車場に停める。

9:35 駐車場出発、登山開始。

新緑がまぶしい。

9:45 別当出合着、小休止後すぐに出発。

吊り橋にはすでに板が架っており気持ちよく渡る。
左に万才谷、不動滝、右に赤兎山が美しい。

歩き始めは風も無く涼しい快適な登山道も、急な石段になってきて汗が噴き出す。

10:40 中飯場着、小休止。

周辺は雪が消えて間もないのかフキノトウが沢山。
谷筋には残雪、水量豊富な不動滝が美しい。

10:50 中飯場出発。

歩き始めて10分程から道に残雪が現れてきた。

11:35 覗着、皆汗びっしょり。

この辺から先は残雪が多い。
別当谷の凄まじい崩落、その先の観光新道方面の残雪などの景色を見ながらしばらく休憩。

11:55 覗出発。

道は残雪に消え、踏み跡、木に付けられた目印などを頼りに登って行く。
雪の量は去年よりも多い感じ。
別山も姿を現す。休みやすみ景色を楽しみながら進む。

途中で石川、福井の色々な高校の山岳クラブの若者たちが続々と降りて来るのに出会う。何かの催しが有ったようだ。
別当出合に有った多くの車はこの人たちのと思われる。

12:50 甚之助避難小屋着。

事前に村本さんから、南竜ヶ馬場の冬季小屋は雪に埋もれ入れそうもないということを聞いていたので、今日はここに泊まることにした。
ベンチの所は雪が無く、日が差して暖かい。
ここで長い昼食休憩。何とものどかで、清々しい。
登山者は数組、若い人達は雪の斜面を滑って楽しそうに遊んでいる。
休憩後、夜にはまだ時間があるので南竜ヶ馬場まで行って戻ってこようということになり

14:00 最少必要な荷物だけを持って出発。

所々夏道が現れるが、道も、小さな木々も雪に覆われ、どこを歩くのも自由。
残雪の美しい別山を右に見ながら雪の斜面を南竜ヶ馬場を目指す。

14:55 南竜ヶ馬場着。

積雪は3m程、冬季小屋は屋根だけを出して埋もれているが、入口側は雪が解けていて中に入れる状態となっていた。
目の前に別山、トンビ岩、遠くに大長、赤兎、・・絶景を独り占め。

しばらくここで時間を過ごす。

15:10 南竜ヶ馬場を出発、甚之助避難小屋に向け引き返す。

出発してすぐ、トンビ岩方面から下ってくる10人位の山スキーの団体に出会う。
山スキーの愛好家の団体で、白山、立山他いろいろな所の山で楽しんでいるそうで、見事なテレマークスキーで格好よく下って行く。

甚之助避難小屋近くの急斜面ではグリセード、尻セードを楽しむ。さすが本田さん、平さんのグリセードは上手。

16:00 甚之助避難小屋へ無事帰着。

外は明るく、風も無く暖かく、我々以外に人は無し。
別山、大長、赤兎がくっきりと美しい。
外のベンチを独占して各自各々持ち寄ったアルコール、食材で宴会、夕食が始まる。
本田さんが持参した魚焼き用網で焼いたシシャモ、平さんの持参した餃子、シュウマイなどここで食べるととても旨い。アルコールがすすむ。

17:35 寒くなってきたので外での宴会はお開き、小屋に入って2次会をすることに。
旨い物を食べ、酒を飲み、他愛のない話、楽しい時間が続く。

20:00 お開き、就寝。明日も好天でありますように。

別当出合駐車場
出発

別当出合

吊り橋から
不動滝方面

吊り橋を渡る

吊り橋から
赤兎方面

中飯場で休憩

中飯場出発

不動滝方面を
眺めながら休憩

残雪が現れる

覗から観光新道
方面の景色

覗から赤兎
方面の景色

覗で休憩

覗出発

結構きつい登り

甚之助手前

甚之助避難小屋

甚之助で昼食

甚之助を出発
南竜へ向かう

南竜視界に

ビクビクな
トラバース

広々とした雪原

土手を這い上がる

南竜手前

雪に埋まった
南竜の小屋

泊るはずだった
冬季小屋

冬季小屋の
屋根の上から

山スキーの
グループに出会う





本田さんの
グリセード

甚之助の
ベンチで食事

甚之助の
ベンチで食事

甚之助の
ベンチで食事

甚之助の
ベンチで食事

暮れかかる別山

小屋に場所を
移して宴会




/2(日)

2時頃外に出てみたが、曇り空、期待していた星は見えず残念。

5:00 起床、朝食。少し2日酔い気味。

6:10 アイゼンを着け(本田さん、平さん、花池さんはアイゼンを着けず)必要最小限の荷物だけを持って小屋を出発、御前峰を目指す。
天気はまあまあ、周りの山は良く見える。雲の上に聳える山々が美しい。
十二曲り辺りの急斜面、トラバースでは慎重にゆっくりと登る。
途中の延命水では冷た〜い水に元気を取り戻す。

7:25 黒ボコ岩着。怖い所を無事通過一息入れる。

別山が近く、大きく素晴らしい。五葉坂、御前峰頂上付近には雪は見えず。

7:40 黒ボコ岩出発。

雪に埋もれた広々とした弥陀ヶ原、その先に見える雪渓、御前峰、これぞ残雪の白山。五葉坂は通らずに左側の水屋尻雪渓を登り室堂に向かう。大した登りには見えなかったが意外ときつい。

8:05 室堂着。

積雪は1m位。気温は4℃。小屋前には重機が置いてあり、小屋再開の準備が始まっているようだ。

弥陀ヶ原あたりから我々の後を歩いていた若い(と見える)女性の単独登山者、我々を追い抜き先を行く。かなりの健脚だ。

8:20 アイゼンを外し、室堂出発、御前峰へ向かう。

雨はポツリポツリ程度で全く気にならない。頂上に続く登山道は登り始めてすぐに雪は無くなり、石畳の道をゆっくりゆっくりと登る。

9:10 奥宮、御前峰着。

奥宮ではビールを供え全員でお参りをする。

御前峰頂上には全く雪は無い。御嶽山、乗鞍岳も遠くに臨まれしばし360度の絶景に感動する。記念写真を撮る。

9:30 御前峰を後に下山開始。

六地蔵を経由して水屋尻雪渓を下る。広々としてどこを歩いても自由。黒ボコ岩を目指す。
傾斜が緩くグリセードが出来ないが滑りながら気持ちよく下る。
登ってくる数組の登山者を横目に。

10:15 黒ボコ岩着、小休止。

あっという間に着いた。雪のある時期の下りはラクで楽しい。雨の心配もなく、暑くなったので上着を脱ぎ軽装になる。

10:25 黒ボコ岩出発、下山開始。

怖い十二曲りの下り。慎重にトラバース。

所々の急斜面でグリセードを試みる。残雪ならではの楽しみ。

11:10 甚之助避難小屋着。

他の登山者数人。我々が3つあるベンチの2つを使い昼食をとる。

今日も、風も無く暖かい。

12:25 甚之助避難小屋出発。

12:45 あっという間に覗着。

暖かく汗びっしょり。

ここから下は雪が少なくなり夏道を下る。
山ツツジ、山桜、ブナの新緑が美しい。

13:20 中飯場着。

小休止後、あとはどんどん下るのみ

14:00 別当出合着。

14:15 別当出合駐車場へ全員無事帰着。

今回は車も故障もなく、JAFのお世話になることもない。

ここで花池さんとはお別れ。遠い所からご苦労様でした。

15:30 白山比盗_社駐車場に帰着、解散。







出発前

甚之助を出発

別山

別山をバックに
休憩

黒ボコ岩から
別山

黒ボコ岩から
大長、赤兎

弥陀ヶ原を行く

五葉坂を通らず
左の雪渓を行く

室堂

祈祷殿の後ろに
御前峰

御前峰中腹から
室堂、別山

御前峰中腹から
室堂、大長、赤兎

奥宮でお参り

御前峰山頂

御前峰から大汝

雪渓を滑る

広々とした
弥陀ヶ原の雪原

黒ボコ岩で休憩

十二曲り付近の
怖い斜面

甚之助で昼食

甚之助を後に
下山開始

山桜

ブナの新緑

中飯場で休憩

吊り橋を渡る

駐車場に帰着
帰り支度



          



▲ 経ヶ岳(1625m) ▲ 2013年5月19日(日)   曇り後雨

参加者  : 土本、流、任田、正来、山本夫妻  計 6 名

<コース> 保月尾根登山口→保月山→杓子岳→中岳→経ヶ岳
      →中岳→杓子岳→保月山→保月尾根登山口

 
     
7:00 白山比盗_社駐車場に集合、流、山本の車2台で出発。

天気予報では午前中曇り、夕方ごろから雨ということで、下山まで天気が持ってくれることを祈る。

白峰を通り、六呂師から林道法恩寺線に入る。しっかりとした舗装道路であるが、くねくねと曲がりくねってとても長い。

8:45 保月尾根登山口着。10台くらい止められる立派な駐車場に、1台も止まっていない。

下の県自然保護センターから登る人がいるようだが、ここまで1時間以上はかかる。

ここにある展望台から大野の町、六呂師高原、荒島岳の景色は素晴らしい。

8:50 登山開始。曇り空、風が強い。良く踏まれた登山道、ブナの新緑が清々しい。

30分程して「ダムとイブ」と書かれた大きなブナの木が現れる。どのような意味なのか?

保月山までの間にコシアブラの木があちらこちらに有り、採りながら登って行く。

9:50 保月山(1272.8m)着。ここから先、急な岩場混じりの登り、ハシゴも所々に現れる。

タムシバの白い花、山つつじ、ショウジョバカマ、イワウチワなどが目を楽しませてくれる。

道は次第に残雪が現れるようになり、ルートを間違えないように慎重に歩く。

10:45 杓子岳(1490m)着。周りには高い木が無く、景色抜群。目の前に中岳から続く経ヶ岳、荒島岳、越前大日山・・・。小休止の後、緩やかな道を中岳へ向かう。

11:05 中岳(1467m)着。任田さんはここまでで、杓子岳に戻って皆が戻って来るのを待つことにした。経ヶ岳の南側は旧噴火口で、なだらかな地形、雪とブナの新緑が美しい。

ここから経ヶ岳まで道がはっきりと見え、笹が強風になびいている。急登の連続、強風によろけながら這い上がる。

11:50 経ヶ岳頂上着。カタクリの花が出迎え。頂上の景色は360度遮るもの無く人気の山に相応しい絶景。白山が大きく目の前に。

12:10 下山開始。依然として風は強く、ポツリポツリと雨も混じる。

13:15 杓子岳着。任田さんと合流。

小雨模様になり、木陰を探して昼食。あわただしく昼食をとり下山することに。

帰りにコシアブラを採りながら下ろうと思っていたが、ほとんど採らずに風と雨の中黙々と下る。

14:45 保月尾根登山口着。強風と雨は相変わらず。天気予報より早めに雨になってしまった。

17:00 白山比盗_社着、解散。







保月尾根登山口
駐車場
保月尾根登山口
展望台
登山口
新緑のブナ林
アダムとイブノ木
保月山山頂
登山道にタムシバ 遠くに荒島岳

岩場の道
急な所にハシゴ
イワウチワ
登山道に残雪
杓子岳から見た
経ヶ岳
杓子岳山頂 左中岳右経ヶ岳
経ヶ岳南面
噴火口跡
中岳から見た
経ヶ岳
池の大沢と
遠くに荒島岳

手前中岳、
奥に杓子岳
経ヶ岳と
笹の中の登山道
経ヶ岳山頂
遠くに白山
山頂にカタクリ
山頂からの展望
白山と大長?
山頂からの展望
荒島岳

経ヶ岳山頂

経ヶ岳
保月尾根登山口
ここから下ると
県自然保護センター

           



            



▲ 七姫山(1335m) ▲ 2013年5月12日(日)  晴れ

<参加者>  本田、村本、平、木谷、流、任田、正来、乙崎  計 8 名




7:30
 丸新ステンレス工業に集合、平さんの車1台に皆が乗り出発。

立山ICで北陸道を降り、県道立山称名線を走る。

9:00 七姫平の「レストランクムジュン」前の路端に車を止める。ここが林道入口で登山口となる。

9:15 登山開始。林道入口の鉄の扉は閉まっていて車は入れない。
看板には「この林道は崩壊が進み廃道となった」というようなことが書いてあった。
人津谷に沿った急な林道を登って行く。あちこちに崩壊が見られ、手入れも全くされていない。
登って行くにつれ道は荒れ、河原を歩いているような状況になってくる。
残雪も現れ、木の枝が雪に押され覆いかぶさり歩きづらい。
前方に七姫山が時々顔を出し、後方には弥陀ヶ原から続く溶岩台地の上に雪に覆われた鍬崎山、薬師岳が大きく現れ素晴らしい。荒れた林道を登ること2時間余り。

11:30 林道の終点(登山道の入口)の到着。

ここからブナの林の中の急な登り、辛うじて踏み跡がありそれをたどって稜線に向かって登る。

残雪でほとんど道は消えている。この辺りから上は雪の無い時期は藪に覆われ歩くのに苦労すると思われる。かえって今の時期は雪があるおかげで頂上に向かって直登できる。目印のオレンジの布を所々に着けて登って行く。稜線に出ると大日山が目の前に大きく、剣岳もその奥に見えてくる。

11:55 稜線上の小さなピーク、ヤブに覆われた雪の上で昼食。

12:20 荷物をそこに置いて空身で頂上に向け出発。

ヤブこぎの連続、雪の斜面を直登を繰り返す。

13:10 雪に覆われた七姫山頂上到達。

なんと感動的な360度の景色。
鍬崎山、薬師岳、弥陀ヶ原、立山、大日岳、剣岳、毛勝三山、僧ヶ岳、・・・。
この山に登って来た人は我々だけ、こんなすごい景色を独り占め。

13:25 景色を堪能し、下山開始。オレンジの目印を頼りに下山。

13:55 荷物を置いてある場所に到着。

前方に鍬崎山、薬師岳を見ながら登って来た道をどんどん下る。

ネコヤナギの新芽、イワウチワ、ニリンソウ、エンレイソウ、カタクリの花、ヒトリジズカ・・・を横目に。

フキノトウ、コゴミなどを採りながら長い川の様になった林道を下る。

16:00 無事登山口に帰着。

17:45 丸新ステンレス工業着、解散。

 ※道が荒れガイドブックから除かれた山、苦労して登った山頂には感動的な絶景が有りました。

 ※登山道が整備されれば何度でも行きたい山

クムジュン前

林道入口

崩壊が激しい
林道

水門

川のようになった
林道

覆いかぶさる
木々

左奥に七姫山

残雪の林道

崩落場所を迂回

林道の終点
ここから登山道

残雪、藪の中
を行く

目印を着けながら

左に薬師岳
右に鍬崎山

猛烈、急なヤブ

稜線上の雪上で
昼食

頂上目指し
最後のヤブこぎ

春の気配の
七姫山

七姫山は目前

頂上への急登

頂上到達

頂上からの絶景
大日岳と剣岳


頂上にて

絶景をバックに

頂上からの絶景
薬師岳と鍬崎山

剣岳・大日岳
・立山

絶景に見入る

剣岳

雪渓を滑りながら
下る

残雪、ヤブの
連続

明るい雪渓を下る

前方に
鍬崎山、薬師岳

ネコヤナギ

横たわる木々
かき分け

カタクリの花

川のような林道

山菜を採りながら

ニリンソウ

ヒトリシズカ

クムジュン前から
称名の滝

       

            



▲ 第18回かなざわグリーンウォーク ▲ 2013年4月29日(月)

<参加者>  藤村会長、池田副会長、新、本田、村本、木谷、土本、流、(記録)、任田、正来、中村(久)、
      (会員外)玉谷、任田さんの友人、尾川夫妻
              計 15 名 

「金沢港・犀川コース」(約19km)

・・・藤村会長、本田、村本、木谷、土本、流、中村(久)、玉谷

金沢城公園黒門口→金沢駅→石川県庁→金沢港→大野新橋→みなと橋→大野こまちなみ公園→金沢海みらい図書館→犀川→犀川緑地→長町武家屋敷→柿木畠→金沢21世紀美術館→金沢城公園石川門口

「いいね金沢再発見コース」(約12km)

    ・・・池田副会長、新、任田、正来、尾川夫妻、任田さんの友人

金沢城公園石川門口→紺屋坂→美術館の小径→W坂→にし茶屋街→伏見川→西武環境エネルギーセンター→若宮大橋→犀川緑地→長町武家屋敷→柿木畠→金沢21世紀美術館→金沢城公園石川門口


8:00 金沢城公園新丸広場に集合。

9:00スタート

10:30 大野こまちなみ公園(チェックポイント)着、小休止。 

西部緑道犀川拠点広場で昼食の予定だったが、案内の矢印に従って歩いて行くと知らぬ間に通過してしまい、我々の仲間もバラバラになってしまった。

示野児童公園で昼食を取る者、若宮大橋付近の土手で昼食を取る者それぞれ。

14:00 ゴール 

14:20頃 ひとまず解散、しいの木迎賓館へ場所を移し打上げ。

完歩を祝って生ビールで乾杯、汗をかいた後のビール、のどにしみるー!

しばらく、ラフォルジュルネに参加の高校生の演奏を聴きながらいい気持になる。

芝生で車座になって品良く飲んでいる者は我々だけ。

いい天気の空の下、お城の石垣、兼六園の緑を眺めながらの打上げ、結構でした。

15:30 解散。

  快晴、春の爽やかな日差しをうけ、のんびりと歩きました(やや早かった)。

  長い距離であったが脱落者も無く、全員完歩できました。

 ※ 解散後のしいのき迎賓館の屋外で、生ビールで打上げ、次回以降恒例となりそうです。



出発前

出発式

出発

大野こまちなみ
公園で
休憩

示野児童公園で昼食

ゴール直前の
河北門

ゴールの
金沢城公園

金沢城公園
ゴール後の休憩



しいの木迎賓館
前で打上げ




           


▲ 能登の山 ▲ 2013年4月20日(土)〜21日(日)
                 

<参加者> 藤村会長、中村(孝)、池村、新、本田、村本、平、土本、花池、坂田、東川、流、

      中村(喜)、任田、正来、中村(久)、乙崎、尾川夫妻、木下    計 20 名

<目標の山、三角点> 能登空港、吉が池山、下山、シアミ山、三蛇山、烏ヶ山、生神

<スケジュール> 4/20 金沢→能登空港→吉ヶ池山→下山→諸橋ダム→健康の森(泊)

         4/21 健康の森→シアミ山→三蛇山→烏ヶ山→生神→金沢

/20

8:00 潟Eエダに集合、出発。

花池さんは名古屋から参加、会員外で尾川夫妻、木下さんが参加。

今回も本田さんの運転でマイクロバスに乗り出発。

無料化になった能登里山海道を快調に飛ばし、最初の目的地の能登空港にある三角点を目指す。

9:25 能登空港着、早速三角点を探すが、どうやらフェンスで覆われた空港施設の内に有るらしい。

中に入ることもできず、結局確認できずにここを後にする。

9:55 能登空港出発、吉ヶ池山に向かう。地元の人に場所聞きながら登り口を探す。

10:30 登り口の浄誓寺着。立派な桜のあるお寺の前に車を止めさせてもらい、三角点を目指し歩き始める。道は昔からある道のようで、時代劇に出てくるような雰囲気の道で吉ヶ池山頂上近くまで続いている。

道端には、ワラビが意外と多く、春蘭も所々に。

12:00 吉ヶ池山三角点着。この辺りは赤松が多く、マツタケが出そうなところで今の時期だから入れたような感じの山。ワラビを取りながら下山する。

13:10 浄誓寺着。寺の前にシートを敷き昼食。

13:50 浄誓寺出発、下山に向かう。

14:00 下山三角点直近に着。目の前に三角点が有り、ほとんど歩くことなし。

写真を撮って直ちに次の所に向かって出発。

以前にも訪れたことのある堂の上山に立ち寄る。三角点は登り口からは近いが、茨を避けながらの猛烈なヤブこぎ、道など無し。

14:30 堂の上山三角点着、すぐに下山。

14:35 登り口出発、宿泊地の健康の森へ向かう。

諸橋ダム周辺は桜が美しい所だが下車せず通過、穴水のボラ待ち櫓を見て一路健康の森へ。

15:30 健康の森着。いつものログハウスへ。

管理所で手続きをし、そこで能登の肉厚のシイタケを買う。今夜の食材として1袋300円を3袋買ったら1袋サービスしてくれてラッキー。

着くと同時に雨が降り出す。早速食事の準備に入る。

新さんが手配してくれた輪島の刺身、海草のしゃぶしゃぶ、村本さん差し入れの銀杏、購入したシイタケ、道々で採ったワラビ、他盛沢山の山菜料理。

16:30 宴会開始。

ビールで乾杯、日本酒、焼酎、酎ハイ、ワイン・・・。最近はワインが人気。

楽しい話にうまい酒、美味い料理、和やかな時間。

山菜の天ぷら美味かったが、少々油っぽい感じ。高齢者には油は控えめに。

それぞれに宴会を切上げ、最後の終了は10時頃か?








能登空港

三角点は
フェンスの向こう

浄誓寺
吉ヶ池山入り口

吉ヶ池山へ

窪みの中の道

道標?
古い道らしい

吉ヶ池山三角点

山菜を手に下山

浄誓寺前で昼食

下山三角点

堂上山へ向かう

堂上山手前の
ヤブこぎ

健康の森のロッジ

夕食の準備

豪華料理

宴たけなわ

会長、池村さん

次々と天ぷら

宴たけなわ

椿の飾り



/21

雨は小雨ながら一晩中降り続き、時折みぞれ交じりとなり、この時期としては異常に寒い。

6時頃から朝食。

7:20 ロッジ出発。

健康の森内の三角点に立ち寄り、管理所へ。シイタケ1袋サービスに味を占め、シイタケを買う人が続出、売る人も買う人もニコニコ。

8:30 シアミ山登り口着。三角点は直ぐ近くだが道は無く、急斜面をヤブこぎの末5分程で到達。

そこには大きなタラの木が何本も林立、早速上物のタラの芽を採取。

すぐに下り、次の目的地三蛇山へ。

9:20 三蛇山三角点近くに着。三角点は道路の脇。朝方に降った季節外れの雪が薄らと残る一等三角点を確認しすぐに下山。

9:40 時折雪が降る中、地図を頼りに車を走らせ、烏ヶ山登り口着。今回の山で一番ハードな山。

30分程舗装された林道を歩いた後、頂上に向かうらしい踏み跡の着いた斜面を登り始める。

薄暗い杉林をどんどん登って行き、急な斜面を登りきると尾根に出た。そこは何とタラの木の林、頂上まで続いている。特上物のタラの芽に皆夢中、足取りが急に遅くなる。

10:45 最後尾の池村さん三角点に到達。急な斜面をヤブこぎしながら登りきり、まだまだ元気です。

下りもタラの芽を採りながら、傷だらけになりながら下る。皆レジ袋に一杯のタラの芽。

11:30 登り口出発。

12:15 道の駅「赤神」脇の公園に車を止め、昼食。

この頃には雨はすっかり上がり、清々しい青空に。能登の海、その向こうに猿山の素晴らしい景色。

13:20 「赤神」出発、最後の目的の三角点が有る生神に向かう。ここの三角点は海岸縁に有るようで、海抜10.7m。

13:50 三角点が有ると思われる近くの道路わきに車を止める。

海岸に下りて行き、海岸縁の岩場を歩いて行く。景色の良い海岸を歩くこと15分、GPSによるとそれらしきところに着いたが三角点は見当たらない。崖の上かと思い皆上に登って行く。

登り着いたがやはり三角点は見当たらない。

14:30 結局発見できず三角点探しを断念、ここを後に帰途につく。

16:00 潟Eエダ着、解散。

※本田さん、運転本当にご苦労様でした、こんな楽しみが出来るのも本田さんのおかげ。

※今回は2つの三角点にたどり着けませんでしたが、能登空港は不可能、生神は再挑戦したい。

※鳥ヶ山は次回も是非候補地に入れたい。







健康の森内の
三角点

シアミ山
タラの木が林立

シアミ山の
三角点

三蛇山へ

三蛇山の
三角点

鳥ヶ山へ
雪が残る林道

林道脇に
小さな地蔵さん

鳥ヶ山の三角点と
タラの芽の袋

鳥ヶ山三角点で
池村さん

採りつくされた
タラの芽

道の駅 赤神で
昼食

道の駅 赤神で
記念写真

生神の三角点を
目指して

生神村の民家

三角点を目指し
海岸を歩く

岩場、滝を超えて

この辺りが
三角点?