金沢山岳会 会報 181
発行者:藤村 勇
編集者:流 豊秀
  
 



▲ 丈競山 ▲ 2013年9月29日(日)

参加者 : 平、木谷、土本、渡辺、流(記録)    計 5 名 

天候は晴れ、秋の空気が爽やか。今回新入会員の渡辺さんが初参加。

7:00 白山比盗_社集合、平さんの車1台で出発。

8:20 じょんころ登山口(竜ヶ鼻湖の先端)着。

停まっている車は1台も無し。

8:25 登山口出発。登山口は大きなハッキリとした標識が有り分かりやすい。

登り始めから急登が続く。道は良く整備されている。

10分ほど登ったところに「じょんころ滝」が左に見える。小さな平凡な滝。

8:45 カモシカ岩通過。

しばらくの間見事な明るいブナ林の中の急登が続く

9:00 ダムからの道との分岐着、小休止。

先頭の平さんのペースが速い。

なおも樹林の中のジグザグの急登が続く。

9:25 大岩広場通過。

10分ほど登ったところで樹林帯から抜け、見通しの良い明るい尾根道に出た。

前方に北丈競山、その先に山小屋のある丈競山がくっきりと美しい。

しばらく景色を楽しみながら明るい尾根歩き。

北丈競山直前の急登を登り

10:30 北丈競山山頂着、大休止。

三等三角点がある景色の良い山。

白山と周辺の山々、富士写ヶ岳、火燈山、大日岳、荒島岳、法恩寺山、福井市街、小松市街とその先の日本海などが一望。

目の前になだらかな山容の、山頂の山小屋が目立つ丈競山が見える。

10:45 出発、いったん下ってから最後の急登。道端のリンドウの青い花に癒されながら頑張る。

11:15 丈競山(1045m)山頂着、昼食。

山頂には遠くからもよく見える立派な山小屋、方位盤がある。

周りには高い木が無く景色抜群、頂上広場にはコンクリート製のベンチが並んでいて昼食休憩には具合が良い。

12:00 頂上出発、浄法寺山に向かう。

景色の良い尾根道、道端にはリンドウ。

12:25 浄法寺山(1053m)山頂着。

さすがにここには冠岳方面から来た人達が多く、休憩していた。若い山ガールも。

木で作られた展望台からの景色は丈競山と同様に素晴らしい。

12:40 浄法寺山出発、冠山方面に下山開始。

明るいブナ林の中、岩の多い急な下り。

13:10 冠新道分岐着。

小さな看板でうっかりすると分岐を見過ごしそう。

13:15 冠新道を下山開始。

道ははっきりしているが、あまり人が通っていない感じの道に入る。

ここから一気に榿ノ木谷へ猛烈に急な下り。岩、土、木の根が入り混じった急坂で、ロープが張られた所が頻繁にある。ビニールの網が急坂に張られているところがあり邪魔で滑りやすい。何のための物なのか?周回コースとはいえすごい急坂、上りには使えない。

13:40 延々と急坂を下り榿ノ木谷徒渉地点へ到着。ほっと一息。

谷川の水が冷たくておいしい。

平さんは何時かは行くのであろう沢の上流に偵察に行く。

ここから先は沢を2,3度渡り、急な所も無く緩やかな下り。

14:05 林道に出る。

舗装された沢沿いの林道を延々と下る。岩の間を流れる沢の水が美しい。

14:50 長い林道歩きの末「じょんころ登山口」に無事帰着。

16:10 白山比盗_社着、解散。


※丈競山、浄法寺山いずれも山頂は明るく、景色の良い素晴らしい山でした。

秋の紅葉の時期、春先の雪のある時期に訪れてみたい山です。

※海抜1000mそこそこであるが急登が続き、登り応えがありました。

※周回コースということで冠新道を下り、林道を歩きましたがここはお勧めできません、浄法寺山から引き返すのが良いと思いました。

※男5人ということもあり、黙々とかなりのハイペースで歩いた山行でした。






登山口

じょんころ滝

カモシカ岩

ダム湖からの分岐

急登

明るい尾根道

前方に北丈競山

階段の急登

北丈競山山頂

遠くに白山

山頂

三等三角点

丈競山に向け
尾根を行く

前方に丈競山

丈競山山頂

山頂から白山

法恩寺山

リンドウ

浄法寺山山頂

浄法寺山から望む
丈競山・火燈山

明るいブナ林

岩だらけの下り

猛烈に急な下り

榿ノ木谷


長い林道歩き

スズメバチの巣
       

         



▲ 観月会 ▲ 2013年9月21日(土)〜22日(日)  

参加者 : 池村、中村(孝)、新、本田、平、流(記録)、木谷、中村(喜)、任田、正来、乙崎、
     新さんの知人、中村(喜)さんの娘さんとそのお子さん2名 
    計 15 名

9/21(土) 

10/21 

15:10 もりの里「やまや」に先発隊集合、飲み物、食材を購入。

16:20 医王山ビジターセンター着、キャンプファイヤー準備、食事準備に取り掛かる。

ファイヤーで燃やす木は平さん、新さんが大量に持ち込み、本田さんは鉄道の枕木を持ち込み質、量とも十分。

17:00 キャンプファイヤーに点火、とともに乾杯、月見の宴開始。

料理は「めった汁」、焼肉、焼き魚、野菜炒め、焼きそば、焼き芋等々。

肝心の月は、19:30頃から山の上に現れゆっくりと上って行く。

中秋の名月の満月から2日後でほぼ真ん丸で美しい。

22:30 楽しい宴はお開き。

 

10/22

5:30頃 東の空が朝焼けで赤く染まって美しい。

前夜のファイヤーの火がまだ消えずに残っている、枕木の残り火。

6:00 残っためった汁を温め、朝食。

7:00頃 解散、散策に行く者3名(中村(孝)、流、任田)が残る。

7:25 大池平、三蛇ヶ滝への散策に出発。

天気が良く、空気も爽やかで歩いていて気持ちが良い。

8:05 大池平着。

8:30 三蛇ヶ滝着、名水を沸かしコーヒーを飲みくつろぐ。

休憩後「三色泉」を廻る。

10:45 ビジターセンターに帰着。解散。

 

※好天に恵まれ、名月が楽しめました。

※秋の紅葉にはまだまだでしたが、気持ちの良い散策を楽しめました。

※キャンプファイヤーの枕木は火が長持ちしなんとも言えない雰囲気あり。


三蛇ヶ滝

三色泉
                          

      


▲ 濁谷山・大平山 ▲ 2013年9月9日(月)  


参加者 : 本田、流(記録)、中村(久)、任田、正来、乙崎、尾川(会員外) 計 7 名
               

                         


             
 


▲ 夏山合宿 針ノ木岳 ▲ 2013年8月10日(土)〜11日(日)  


参加者 : 新、本田、木谷、東川、流(記録)、中村(久)、正来、乙崎、井村、尾川(会員外)   計 10 名

<コース>

8/10 扇沢登山口→大沢小屋→針ノ木小屋→蓮華岳→針ノ木小屋(素泊)

8/11 針ノ木小屋→針ノ木岳→針ノ木小屋→大沢小屋→扇沢登山口


8/10(土)

5:00 丸新ステンレス工業集合、出発。
新さん、流の車2台で出発。
途中白馬村のスーパーで食料を買い、扇沢駅駐車場へ向かう。
駅前の駐車場は満杯で、手前の無料駐車場に案内される。

8:40 駐車場着。扇沢登山口までは徒歩約10分の場所、駐車場所探しに苦労すると思っていたが、案内人が多数いてすんなりと良い場所に停められた。

8:50 駐車場を出発、扇沢登山口へ向かう。アイゼンを置いていく者、持つものそれぞれ。

9:05 扇沢登山口(1425m)着。ここに北アルプス北部遭対協の登山届受付所があり、提出を求められ、指定用紙に記入、提出した。
受付の人は、事前に計画書を作成しておき、それを提出するのが当然というような口ぶりであった。その通り。

9:15 扇沢登山口出発。針ノ木自然歩道を大沢小屋に向け歩く。緩やかな登り、立派なブナ林の中の道、所々に現れる沢の冷たい名水でのどを潤す。途中からは針ノ木雪渓、スバリ岳、針ノ木岳も望めるようになりワクワクしてくる。

10:45 大沢小屋着。大休止、腹ごしらえをする。
小屋の脇には針ノ木峠開発の先駆者百瀬慎太郎の碑がある。百瀬慎太郎は針ノ木小屋の開設者であり、「山を思えば人恋し、人を思えば山恋し」の名言を遺す。
小屋の主人から針ノ木登山の色々な話を聞き参考にする。今年は雪が多く雪渓ではアイゼンを使った方が良いとのことであった。
11:00 大沢小屋出発。道は次第に険しくなる。樹林帯を抜けニッコウキスゲなどの花々も現れる。

11:55 大雪渓末端着、大休止。ひんやりとした空気、天然のクーラーのようで気持ち良い。
アイゼンを着ける者、着けない者半々。

12:05 大雪渓登攀開始。出だしは緩やか、危険な穴に注意しながら踏み跡を辿って一歩一歩慎重に歩く。日差しは強く汗が噴き出す。
中盤から上は傾斜が急になってきてさらに慎重に。

13:40 大雪渓上端部着。アイゼンを外し小休止。
スバリ岳、赤沢岳、爺が岳に続く険しい稜線が迫力を持って目の前に広がる。
ここから先は雪が消え、急傾斜の夏道が針ノ木峠まで続く。

14:00 大雪渓上端部出発、針ノ木峠に向け最後の登りに取り掛かる。
雪渓を外れレンゲ沢沿いの岩のゴロゴロとした急登。
特に針ノ木峠直前の道はジグザグの急登、峠は見えるがなかなか着かない。

14:40 針ノ木峠(針ノ木小屋)着。ほぼ予定通りの時間に到着し一安心。
遠くの山々は霞んでいるが、雲が切れればと期待を持たせる。
小屋で宿泊の手続きを済ませる。何故か小屋の宿泊者は少なく、テント場は一杯とのこと。
大休止の後、蓮華岳往復することにした。
行かないと言って渋っていた者も気を取り直し全員で行くことになった。

15:05 荷物を小屋に置いて蓮華岳に向かって出発。
すぐにハイマツ帯の中の急登が始まる。だんだんと雲が薄くなり見通しも良くなる。
高度を上げるごとに素晴らしい景色が現れてくる。20分ほど登ったあたりから傾斜は緩やかとなり、なだらかな山容の蓮華岳が近くに見えてくる。
道は花崗岩のガレ場、あちこちにコマクサが咲いている。山頂までずっとコマクサ、ヨツバシオガマ、イワギキョウ、チングルマ、コイワカガミなどの花々が咲き誇り花の名山に相応しい。

16:05 蓮華岳山頂着。山頂からの景色は360度遮るもの無し。多少雲がかかっているものの蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳、爺が岳、北葛岳、七倉岳、など素晴らしい。

16:20 下山開始。

17:05 針ノ木小屋着。
宿泊場所は小屋の片面上下2段が我々与えられた。1段に横10人並んで楽に入れるところに5名、なんとゆったりしていることか。室内は綺麗で、布団も綺麗、トイレは洋式、今までで一番の部類に入る小屋と思う。
早速夕食は涼しい外のベンチで。小屋でビール(600円)を買い乾杯、各々が持ってきたワイン、焼酎、日本酒、梅酒などで楽しい夕食。本田さんが慣れた手つきで作った焼きそば、東川さんが作ったチーズホンヂュ、中村(久)さん持参の昆布締め等皆とても美味しく、楽しい時間が過ぎる。

19;20頃 お開き。小屋の中に入って2次会をと思っていたところ、すでに横になって寝ている人からクレームが付き、2次会は止めることにし、しぶしぶ寝ることにした。

夜中12時頃外に出てみるとそこには満天の星、天の川も見える。流れ星を見た人も。

  

扇沢駐車場出発

登山届受付所

登山口

針ノ木自然歩道

大雪渓が現れる

冷たい沢の水

見事なブナの森

沢を何度も渡る

大沢小屋の横に
百瀬慎太郎の碑

針ノ木雪渓は
目の前

雪渓を望み
一休み

雪渓末端着

出発前に
記念写真

雪渓登攀開始

雪渓中心部

雪渓中心部

危険な穴

雪渓上端部目前

雪渓上端部で
小休止

針ノ木岳

レンゲ沢沿いを行く

沢の左奥が
針ノ木峠

最後の急登

針ノ木峠到着

蓮華岳に向け
出発

ハイマツ帯の
中の急登

後は針ノ木岳

蓮華岳への
なだらかな道

華岳手前の
ピーク

コマクサの群落

蓮華岳

蓮華岳山頂

三角点で

小屋に向かって
下る

小屋目前の
急斜面

屋外で夕食

屋外で夕食

小屋内部
上下段独占

8/11(日)

前夜早く床についたせいか、5時前頃には皆目覚めてしまう。
天気は晴れ、小屋からは遠くに槍ヶ岳、穂高岳が見える。

6:00 朝食。
まずここから針ノ木岳を往復することにする。

6:30 荷物を小屋に置き、身軽になって出発。晴れて気持ちが良い登山。
針ノ木岳は蓮華岳と違って岩がごつごつとした男性的な険しい山、コマクサは無い。

7:30 針ノ木岳山頂着。360度の絶景。
剣、立山、薬師、黒部五郎、槍、穂高、水晶などアルプスの山々、黒部湖もすぐ下に見えるが、霧がかかっては消えてなかなか全貌を現さない。いつまでもここにいたい素晴らしい景色の山。

7:50 下山開始。
しばらくすると雲がさっと上がり、晴れてきた。

山の北面を歩いているので槍方向は見えないが剣岳、爺が岳、鹿島槍が姿を現す。
もう少し山頂に留まっていれば大パノラマが見れたのではないか?
気持ちよく下山、途中で南方向が見える場所に来て大歓声が上がる。槍、穂高、薬師、黒部五郎などの山々がくっきりと姿を現す。針ノ木岳、スバリ岳もはっきりと見える。

8:40 針ノ木小屋着。ここからの眺めも最高。しばらく留まり景色を堪能する。

9:00 扇沢に向け下山開始。
直下の雪の無い急斜面を下り、大雪渓を下る。気温が上がってきたのか振り返ると雪渓上に水蒸気が立ち上り霞んで見える。快適に気持ちよく雪面を下る。生暖かい風と冷たい風が交互に吹いてくる。下界はさぞ暑いことだろう。

11:20 大沢小屋着。小休止、小屋の主人としばらく話をする。

11:30 大沢小屋発。小屋の主人に近道を教わりその道を下る。この道は作業道で一般登山道ではないので人には誰も会わず平坦で歩きやすい。

12:15 登山口の登山届受付所着。

12:25 扇沢駐車場へ無事帰着。
物凄く暑い、車、人も一杯。さすがにここは立山黒部アルペンルートの長野側の起点。

12:35 駐車場出発、大町温泉郷「薬師の湯」に向かう。

12:55 「薬師の湯」着。温泉に浸かり汗を流し疲れを癒す。山から下りてきた人たちで一杯。ここで昼食をとる。

14:00 「薬師の湯」出発、金沢に向けて帰路につく。

17:40 丸新ステンレス工業着。

 

※盆休みの時期で扇沢の駐車場が心配されたがすんなりと止められて助かった。

※針ノ木小屋も混雑が心配でしたが、行ってみると空いていて余裕をもってゆったりと横になることが出来て大変ラッキーでした。何故かこの小屋は盆の時期はあまり混まないとのこと。

※大雪渓の歩行、冷たい沢の水、コマクサやその他沢山の高山植物、北アルプスの大展望などとても印象深い良い山行でした。


爺が岳方面の
夜明け

槍・穂高方面の
夜明け

スバリ岳

出発前

針ノ木岳へ

急登

険しい岩場

頂上目前

頂上目前

針ノ木山頂

三角点で

剣・立山

槍・穂高が
姿を現す

遠くに剣岳

針ノ木岳

槍・穂高

薬師・黒部五郎

針ノ木峠から
下山開始

快適な雪渓下り

水蒸気に煙る

雪渓下端部着

危なっかしい橋

無事下山

                    
        



▲ 瑞牆山・金峰山 ▲ 2013年7月6日(土)〜7日(日)  


参加者 : 本田、流(記録)、任田、正来、田森、木南   計 6 名

<コース>

/6 瑞牆山荘→富士見平小屋→瑞牆山→富士見平小屋(泊)

/7 富士見平小屋→大日岩→金峰山→大日岩→富士見平小屋→瑞牆山荘

7/6(土)

5:00 丸新ステンレス工業集合、出発。

本田さん、流の車2台で出発。

瑞牆山荘までは 北陸道→東海北陸道→中部縦貫道→安房トンネルを通り松本へ→長野道→中央道→長坂IC下車→瑞牆山荘 のコースを走る。

長坂ICで下車後スーパーで食材を買う予定であったが、9時前に着いたためまだ店が開いていず、近くのコンビニで買うことになった。

10:00 瑞牆山荘着。

ここは瑞牆山・金峰山の登山口になっていて、広い無料駐車スペースがある所。

10:30 瑞牆山荘出発、富士見平小屋を目指す。

初めは白樺林の中の緩やかな登山道、やがて急登になってくる。

木々の間から瑞牆山の奇岩が所々で見えてくる。

11:20 富士見平小屋着。

ここは今日の宿泊場所、予約しておいた宿泊の手続きをする。

ラッキーなことに今日の宿泊者は10名、一人あたりのスペースは広々。

11:35 荷物をここに置いて、必要な物だけを持って瑞牆山登山に出発。

樹林帯の緩やかな上り、木々の間から岩だらけの瑞牆山が現れる。

小川山への分岐を過ぎると一気の下り。下りきったところの沢で一服、沢の水が冷たくて旨い。

ここからは樹林の中の急な登りが続く。

大きな岩がゴロゴロ、所々に階段、ロープがあり、岩の間をぬってよじ登る。

頂上に近づくにつれて山頂部の大きな岩がすごい迫力で迫ってくる。

13:50 瑞牆山(2230m)山頂着。山頂は花崗岩の大きな一枚岩。

山頂からは富士山、八ヶ岳、南アルプスの山々が一望、素晴らしい景色。

14:15 下山開始。登って来た道を引き返す。

下りは登って来た時よりも急な感じがして、岩場ではロープにつかまり慎重に下る。

15:50 富士見平小屋着。

素泊りということで、早速夕食の支度に取り掛かる。近くの水場は沢の水で冷たくてとても旨い。

16:20頃から 入り口脇の休憩スペースで夕食開始。

テーブルを囲んで、持ち込んだビール、焼酎、ワインなどを飲み、楽しい夕食。

小屋で赤兎馬(アカウサギウマではなくセキトバ)という焼酎を追加購入。

暗くなってきたところで、小屋からランプが提供され、ランプの明かりで宴は続く。

20:30 食べ物、飲み物が尽きたところでお開き。

夜中に外に出て空を見上げたが、天の川は残念ながら雲に遮られ見えず。

瑞牆山荘前
駐車する車で一杯

富士見平小屋へ
向け出発

富士見平小屋着

瑞牆山へ向け
出発

木々の間から
瑞牆山

大きな岩を
棒で支える?

大きな岩を登る

瑞牆山
山頂付近の岩

ひときわ目立つ
ヤスリ岩

瑞牆山山頂

うっすらと富士山

シンボルの
 大ヤスリ岩

岩だらけの
瑞牆山山頂

下山
急な所にロープ

富士見平小屋に
帰着

焼酎 赤兎馬

小屋で食事


7/7(日)

5:00 起床。

小屋の標高は1813m、朝方は毛布1枚では寒い。金沢では暑くて眠れない日が続いているのにここは天国。山小屋では仕方ないことであるが布団が湿っぽく重かった。

小屋からは笠雲をかぶった富士山が見えた。小屋の主人によると、この形は午後には天気が崩れる兆候とのこと。何とか帰るまで天気が持ってくれればよいが。

休憩スペースで朝食をとり、金峰山登山の準備に取り掛かる。

またここに戻ってくるので、雨具、行動食等少量の荷物を持って出ることにする。

6:00 金峰山に向け出発。

しばらくは白樺、カラマツの明るい樹林の中の緩やかで広い登山道を歩く。

次第に岩がゴロゴロ、木の根が縦横に走る道になり、苔むした鬱蒼とした樹林帯になってくる。

シャクナゲの木が多く見られたが、すでに盛りは過ぎていて、咲いていたのは極わずか。

6:55 大日小屋着。小休止。

小屋は無人の避難小屋、ここから先は雄大な大日岩を前方に見ながらの急登が続く。

7:20 大日岩基部着。小休止。

ここからの八ヶ岳、瑞牆山の眺めが素晴らしい。

この先は樹林の中の急登、花の咲いていないシャクナゲの木、今が盛りの小イワカガミに癒される。

深い樹林から抜け、視界が開けてきた。

8:50 砂払ノ頭着。

周辺は花崗岩の岩場、遠くに富士山、南アルプス、八ヶ岳の眺望が素晴らしい。

ここから先はハイマツ帯、ハイマツの岩稜の先に金峰山が姿を現す。

明るいハイマツの尾根、小イワカガミなどの高山植物も豊富、気持ちの良い岩稜の尾根歩き。

断崖絶壁の縁を過ぎ、小さなピークをいくつか過ぎ、山頂真近の岩場の急登をよじ登る。

10:00 金峰山のシンボル五丈石(ごじょういわ)着。抜群の景色に感動。

さすがにここには登山者が多い。特に若い男女が多く、我々の年代は少数派。

ここから山頂までは目と鼻の先、岩だらけの道が続く。

10:05 金峰山(2599m)山頂着。

奥秩父第2位の高峰(今まで最高峰と思っていたが、1位は尾根を3時間程先に行ったところの北奥千丈岳2601m)に相応しい素晴らしい岩だらけの山、眺望も素晴らしい。

景色を楽しみ、写真を撮った後五丈石まで戻り大休止。

空身と言ってもビールは持参している。登頂を祝して乾杯!

10:30 五丈石出発、下山開始、来た道を辿る。

岩だらけの尾根であるが、下りは花々をゆっくり見る余裕がある。

ゆっくり景色を楽しみ、花を楽しみながらの下山、予定より時間がかかった。

13:45 富士見平小屋着。

小屋前のベンチで遅い昼食。

水場から汲んできた水が旨い。その水で沸かした湯でカップめん、コーヒーも旨い。

14:15 駐車場のある瑞牆山荘まで下山開始。

最後の歩き、明るい樹林の中を、瑞牆山、金峰山を登った満足感に浸りながら下る。

14:50 瑞牆山荘へ全員無事帰着。

15:05 瑞牆山荘出発、帰路につく。

帰路も松本から安房トンネルを抜け、飛騨清見ICから東海北陸道、北陸道を通るコース。

釜トンネル付近の梓川は激しい濁流となっていて、今日この辺は大雨が降ったようだ。

空模様も怪しくなり、東海北陸道では激しい雨のところもあったが、石川県辺りになると晴れてきた。

20:10 丸新ステンレス工業着、解散。


  咲いていた花


わずかに咲いていた
シャクナゲ

小イワカガミ



コケモモ

ツマトリソウ

キバナシャクナゲ

ミネウスユキソウ

 

※6,7日とも登山中は晴れて気持ちの良い山行が出来ました。

※瑞牆山、金峰山とも岩がゴロゴロ、岩の山、楽しい岩稜の山歩きが出来ました。

富士山、八ヶ岳、南アルプスは近くて、景色は素晴らしい。

※富士山の山頂付近は雲がかかり、全容は最後まで現れませんでした。

※若い山ガール、山ボーイが多いのには驚きました。若い層にブームが起こっているのか?

我が山岳会にも若い人が入って来るのを期待したいが、今の中高年登山もまた其れなりに良い。

朝の小屋から
遠くに富士山

田森さんがレスキー募金に協力

出発前の
富士見平小屋前

歩き始めは
緩やかな登山道

広い登山道

苔むした
唐松の原生林

大日岩の下で
休憩

木の根が縦横
に走る登山道

富士山

唐松林の中の
登山道

砂払ノ頭で休憩

遠くに富士山

砂払ノ頭から先
岩の間をぬって

雲の切れ間から
瑞牆山

金峰山山頂と
五丈石

岸壁の間から
富士山

瑞牆山

前方に金峰山

千代ノ吹上付近
の岩稜

五丈石直前

五丈石から
雲に浮かぶ富士山

五丈石から目前
の金峰山

金峰山山頂

五丈石

五丈石を背に
下山

千代ノ吹上付近
のハイマツ帯

千代ノ吹上付近
の岩稜を下る

富士見平小屋で
昼食

木々の間から
瑞牆山

瑞牆山荘直前の
登山道