金沢山岳会 会報 183
発行者:藤村 勇
編集者:流 豊秀
  




▲ 口三方岳  2014年3月1日(土)〜2日(日)

 
 参加者:平(リーダー)、土本、流(記録)、東川、川田、井村、木谷(日帰り) 計7名
  天 候:曇り
    

3/1(土)

7:30 ふるさと保養センター清流前駐車場に集合。

曇り空だが雨、雪の心配はないとの予報、寒さはない。

東川さんは所要で集合に1時間程遅れるが後を追って来るということで6人で出発することに。

7:45 テントなどの荷物を分配し出発。

川沿いの道(無雪期は車が通れる)を登山口まで歩く。

前方に日帰りの1組3人のパーティーが行く。

道は地肌が現れている所も有り、山の南面は雪が消え春の様相。

8:30 登山口着。

ここから尾根までいきなりの急登が始まる。地肌が現れている所も有るが慎重に登る。

8:40 尾根にたどり着く。稜線上しばらくは全く雪が無い。

10分程登ったところから雪が現れ出し、いよいよ冬の雪山らしくなってきた。

既に誰か登ったのか踏み跡が残っていて、助かる。

3人のパーティーと前後を繰り返しながら登って行く。

10:10 杉林を抜けしばらく登ったところで、カンジキを装着。

川田さんは今回はスノーシューでなくカンジキを持って来ていてそれを履く。

雪はわりと固く、歩きやすい。

ブナやミズナラの立ち枯れの木が多く、秋にはキノコが期待できるのではと記憶にとどめる。

土本さんが遅れ始めるが頑張って登る。

尾根伝いに口三方岳を前方に見ながら、景色を楽しみながら登って行く。

烏帽子山、松尾山、その奥の山々、奥獅子吼山、日本海が美しい。

12:00 烏帽子山が目の前に美しく見えるピークに着、休憩。

15分ほど遅れて土本さんが到着。

口三方岳はもうすぐそこだが、ここで木谷さんは引返すことになり別れる。

12:15 出発、頂上手前でテントを張るのに良い場所を探しながら歩く。

12:40 頂上手前の最後の真っ白なピークを越えたところの窪んだ場所がありそこにテントを張ることにする。

ここは景清池という所で、夏には池になるが今は雪に覆われて絶好のテント場だ。

別かれた木谷さんが土本さんに付き添い2人で現れる。優しい木谷さんである。

早速平さんの指導の下、4,5人用のドーム型テントを張る。

平さんは近くにツェルトを張りそこで寝るつもり。

13:20 テント場を後に口三方岳山頂をめざし出発、木谷さんとは別れる。

13:30 口三方岳山頂に到達。

白山、笈ヶ岳は雲に隠れて見ることが出来なかったが、360度素晴らしい景色、苦労して登って味わえる最高の瞬間。 

10分程景色を堪能後テント場に向け下山。

13:50 テント場着。

この日の行動は終了、ずいぶんと早い時間だが、早速宴会に入る。

PM2.5入りの雪を集め湯を沸かす。

木谷さんの差入れのおでんや各々が持ち寄ったものを食べ、酒、ワインなどを飲む。

宴たけなわの16時頃、東川さんが到着。

東川さんは途中、下山する木谷さんに会い我々のテント場の位置を聞いていたが、なかなかたどり着けずちょっと不安になっていたところ、遠くのテント場から井村さんの良く通る美声を聞き安心し、何とかたどり着いたとのこと。

外を見ると細かい雪が降っている。下は雨らしい。

東川さんは一人用のテント持参で、近くにテントを張ってから皆に仲間入り。

6人でいつまで続き、いつごろ寝たのか?


3/2(日)

6:00 起床、空は晴れ。前夜は結構寒かった。やはりまだ冬山。

前夜の雪がテントを覆う。4〜5cm程積もっただろうか。

7:00 朝食、テント撤収。

8:00 下山開始。

8:10 すぐに真っ白な雪に覆われたピークに立つ。絶景に息をのむ。

雪に覆われた山々と雲海、雲の中にわずかに見える白山。

目の前の烏帽子山とその先の日本海も美しい。

平さんによると、この場所は真っ白で目印になる者が何もなく、ホワイトアウトなどの時は下山方向を間違えやすいとのこと。10分程景色を堪能。

8:20 下山開始。

前日の踏み跡も昨夜降った雪でかすかに見える程度になっている。

自由にコースを取り、踏み跡の無い雪の中をどんどん下る。

9:55 杉林を抜けたあたりでカンジキを外す。

雪の少なくなった尾根をどんどん下り、最後の急斜面を慎重に下る。

土本さんは急斜面によろけながらも頑張って下山。

10:25 登山口に無事下山。この日は誰一人会うことが無く、この山には我々だけ。

春を感じさせる林道をふるさと保養センター清流に向け歩く。

11:00 ふるさと保養センター清流に帰着。

ここで解散。土本さんと私はここの温泉に入ってから帰路についた。





清流を出発

道は春の様相

登山口

いきなりの急登

尾根に着くと
雪が無い

雪が現われる

杉林の中

広い尾根

視界が開ける

カンジキを装着

枯れ木の多い
広い尾根

ミズナラ、ブナ
の中を行く

前方に口三方岳

前方に口三方岳

烏帽子山

小ピークで休憩

木谷さんとは
ここで別れる

木に印を付けながら登る

山頂手前の
最後のピーク

絶好のテント場

木谷さん帰る

平さんのツェルト

口三方岳山頂

口三方岳山頂

口三方岳山頂

テン場へ向かって
戻る

テント内の
川田さん・土本さん

テント内の
土本さん・平さん

雪を被ったテント

東川さんのテント

平さんのツェルト

下山の支度

真っ白なピーク
からの絶景

遠くに雲海

雲の合間に
かすかに白山


烏帽子山と
遠くに日本海


烏帽子山を右に
下る

雪がたっぷり

ふわふわの雪の斜面を下る

広い尾根と枯木

杉林の中を
思い思いに下る

カンジキを外して

急な尾根の下り

無事に登山口着

雪の消えた林道
                          
▲ 奥獅子吼  2014年2月16日(日)

  
参加者:新、本田、村本、木谷、平、土本、流(記録)、川田、任田、正来、乙崎、井村 
                                 
   計 12 名
  天 候 : 晴れ

8:00 パーク獅子吼駐車場に集合、出発。

ゴンドラを使わず、パーク獅子吼登山口から月惜山を経由して奥獅子吼山を目指す。

登山道には踏み跡はなく、まだ誰も登っていないようだ。

雨や気温の高い日が続いたせいか下の方は雪が湿っていて重い。

杉林の中のジグザグな急登をカンジキなしで登る。

30分程登るとだんだんと雪が深くなり、月惜小屋手前の所で全員カンジキを装着。

9:40 月惜小屋着。

この辺りから一段と雪が深くなり、ふわふわの雪の中をラッセル。

雪の無い時期には月惜山を巻いて行く道が有るのだが、月惜山への稜線を登るコースをとる。

先頭を交代しながら山頂手前のピークに達するのに悪戦苦闘。

川田さんはスノーシューを履いていたが急斜面では歩きにくそうで、この場ではカンジキが適している。

10:25 山頂手前のピークに到達。小休止。

このピークからの周辺の山々の景色は素晴らしい。冬の雪山そのもの。

さらに稜線伝いに目の前の月惜山に向かう。

10:45 月惜山山頂着。

ここから尾根伝いに奥獅子吼山が見えるが、かなり遠い。

先頭はきついが気持ちの良い雪の中の尾根歩き。

11:00 犀鶴林道峠着。

雪の無い時期はここまで車で上がれ、ここが登山口になる所だが深い雪の中。

昼食休憩にはまだ早いので、さらに先に進む。

11:40 約40分登ったところの平らな場所で楽しい昼食休憩。

12:30 出発。樹木公園への分岐までは奥獅子吼山に向かっての緩やかな登り。

25分で分岐着。樹木公園からの登山者のトレース有り。

ここからは深い雪の中の急な下り。踏み跡の無い雪面に思い思いのコースをとりひたすら下る。深い雪の下りは何と楽で気持ちの良いことか。

14:10 樹木公園へ全員無事下山。

14:30 パーク獅子吼着。




パーク獅子吼を
出発

杉林の中の急登

登山開始約30分
休憩

雪がだんだん
深くなってきた

月惜小屋手前で
カンジキを履く

月惜小屋前を
通過

月惜山手前の
ピーク

惜山手前の
ピーク

奥獅子吼山

月惜山

月惜山を目指し

月惜山山頂着

月惜山山頂

奥獅子吼山へ
稜線を行く

奥獅子吼山へ
稜線を行く

誰も踏んでない
雪原

昼食休憩地点

昼食

昼食

昼食

樹木公園への
分岐手前

樹木公園への
急な下り

思い思いに
斜面を下る

樹木公園から
パーク獅子吼へ


                   
 


              



▲ 
総会・新年会   2014年1月11日(土)   

総会出席者  
 藤村会長、池田副会長、池村、中村(孝)、新、本田、平、村本、土本、
 坂田、東川、
渡辺、流(記録)、中村(久)、任田、正来、山本、田森、
 西野、乙崎、井村、木南               計 22 名


総会

14時開会  司会 : 新耕一

・会長挨拶   藤村勇会長

・在籍15年表彰 浅田靖男、中村喜代子、村田信親、中村久子、正来敬子、
          土本毅

 ・優良会員表彰 任田とも子、乙崎千恵子

 ・会員証授与  該当なし。

 ・還暦祝い   田森知佳子

 ・議長選出   中村孝一郎

 ・一般経過報告 資料を基に平成25年の活動を報告(流 豊秀)

 ・一般会計報告 決算資料を基に平成25年の一般会計報告(正来敬子)
         ・・・了承

 ・会館運営会計報告 決算資料を基に平成25年の会館の会計報告(池田信夫)         ・・・了承

議題討議

 ・会館会計は一般会計に含めたらどうか。(土本さんの提案)

   →今までの通りとする。

 ・会計監査員を現状1名から2名にしたらどうか。(土本さんの提案)

   →今までの通りとする。

 ・ホームページの中のスポーツ少年団の項目は省いたらどうか。
  (木谷さんの提案)

   →省く。

 ・ホームページを見られない人には山行記録をコピーして配布してほしい。

   →これまでも一部の人には配布している。義務付けはしない。

 ・役員改選

   全員留任

新年会

16時より新年会。

石川県山岳協会村田会長夫妻、宮保夫妻も参加。

村田会長の挨拶に続き、乾杯の音頭で新年会開始。

新さんからの差し入れの猪の肉でしし鍋などで、飲み、食べ賑やかな宴。

佳境に入ったところで、恒例の本田さんのたこ焼き店開店、相変わらず大好評。

終了時間不明。

13名が会館に泊まる。

会長の挨拶

在籍15年
中村(久)

在籍15年
正来

在籍15年
土本

在籍15年
村田

優良会員
任田

優良会員
乙崎

中村(孝)議長
により議事進行

記念写真


還暦祝い
田森

村田会長により
乾杯、宴開始

宮保夫妻

村田会長夫妻

恒例のたこ焼き

恒例のたこ焼き