金沢山岳会 会報 202
発行者:藤村 勇
編集者:流 豊秀
   



▲ 医王山(方位盤冬支度) ▲ 2018年12月16日(日)

参加者:流、任田

見上峠8:409:20医王の里→9:50西尾平→10:15しがら首→10:50白兀山(方位盤冬支度・昼食)11:5014:30見上峠

任田さんと私の2人で白兀山に行くことになった。
見上峠は少しの積雪、5台程車が止まっていた。少ない休日の晴れ間のせいか思っていたよりも多い。
医王に里まで車で上がれるということであったが、見上峠に車を置いて林道を歩いて上がることにした。久しぶりの雪山の景色、大門、高三郎の姿もくっきりと素晴らしい。
医王に里にあたりで10cm程の積雪。車は10台程止っていて、私の車でも十分に上がれたようだ。
ここから先少しずつ雪が深くなり、西尾平では30cm程。なんと5台の車がここまで上がってきていた。
10:15しがら首着。ここから林道から山道へ。雪は多いものの、しっかりとした踏み固められた跡が山頂まで続いていて歩きやすい。
10:50山頂着。積雪は約70cm、風もなく暖かい。山頂には10人ほどの人。展望台からは白山、立山、剱岳が薄らと見える。
早速方位盤にグリースを塗り、カバーをかける。10分程で冬支度終了、役目を終え昼食休憩をとる。
帰りは林道歩きは止め、山道を見上峠まで歩いて下る。ここも踏み固められた跡がついており歩きやすい。静かな林の中、すれ違う人も無く気持ちの良い雪道。もしかしたらキノコが有るかもと左右をキョロキョロ。ムキタケがほんの少しで期待は外れた。
14:30見上峠着。


医王の里

医王の里付近の林道

大門・高三郎・・

西尾平

しがら首

白兀山頂付近

白兀山頂

山頂からの剱・立山

山頂からの白山

カバーをかけられた
方位盤

展望台




▲ 会館大掃除・納山会 ▲ 2018年12月15日(土)

参加者:本田、池田、新、村本、桶川、流、尾川、
    山本(幸)、任田、正来、中村(喜)、
乙崎、木下、木谷夫人  14

   


   



▲ 三ツ尾山・横谷山 ▲ 2018年11月24日(日)

 
      参加者が無く中止




▲ 金沢山岳会創立70周年記念祝賀会 ▲  2018年11月17(土)

   「ホテル日航金沢 孔雀の間」で 18:00〜20:00まで 盛大の中にも和やかに祝宴が催されました
   県山協会長 高田和彦様、県山協理事長 能村輝夫様 他 計52名の出席がありました。

               



              
                                   出席者全員の記念写真   (吊看板の文字に誤り  ×設立 ○創立)

      
               会が誇る美女が受付                           宴前の控室

      
           お客様の出迎え                                        新さんの司会で祝宴開始

      
    祝宴に先立ち「おがわ社中」による 詩吟と祝いの舞                    藤村会長のご挨拶

      
              県山協高田会長の祝辞                         県山協永井顧問の祝辞


        
         県山協能村理事長の乾杯の音頭で祝宴開始                 桶川さん、山本夫妻、東川さん

      
              土本さん 元気そうです                           会の誇る古参会員 任田さん、中村喜代子さん

      
                本田さんと北川さん                    東川さん、池田さん、尾川さん、中村久子さん、新さん                                                 

      
               ご機嫌な仲の良い木谷夫妻                   女性に囲まれた遠くから参加の花池さん


      
         佐藤さん、本田さん、井村さん、乙崎さん                      新さんは得意の詩吟を披露


                          
                                   会員による「金沢山岳会の歌」の熱唱




▲ 鈴ヶ岳 ▲  2018年11月10(土)
            
 参加者:池田、桶川、流、東川、任田、正来   計6名

野々市市役所駐車場7:008:20鈴ヶ岳(大杉)登山口→9:15ヌギ谷原(出作り小屋)→11:00鈴ヶ岳山頂→11:30カタクリ小屋(昼食)12:3012:55鈴ヶ岳山頂→14:30ヌギ谷原(出作り小屋)→15:15登山口→15:50瀬領温泉せせらぎの里(入浴)→17:30野々市市役所駐車場

7:00池田さん、流の2台の車で野々市市役所を出発。8:20登山口に到着。
曇り後昼前から晴れの予報でだあったが、登り始めてすぐに雨が降り出し、途中から雨具装着で登ることに。幸い雨は直ぐに止み曇り空に変った。
紅葉は終り、木々の葉は落ち、落葉が登山道を覆う晩秋の様相。

沢沿いの道を進み、9:15ヌギ谷原の杉林の中に建つ「出作り小屋」着。


沢を慎重に渡る

出作り小屋

小屋前に掲げてあった
鈴ヶ岳周辺図

・小休止後、斜面をトラバースし、尾根に出る。そこから先は素晴らしいブナ林が山頂まで続く。尾根沿いの道は急登の連続、ロープが張られた所も数カ所あり思っていた以上に苦労する。曇り空で遠くの山は見えず。
キノコを探しながら登って行ったが期待したほどの成果は無し。
11:00鈴ヶ岳山頂着。展望の良い山頂のはずであったがこの日は厚い雲がかかり、白山など見えない。この先の大日山まで行く予定を立てていたが、天候が良くないこともあり「カタクリ小屋」までにすることにし、小休止後出発。

鈴ヶ岳が見える

斜面をトラバース

尾根のブナ林

尾根のブナ林

鈴ヶ岳山頂
約30分のアップダウン後、11:30「カタクリ小屋」着。
地元の山岳会が建てたログハウス風の立派な小屋。資材はどのようにして運び、どの様に建てていったか、建てた人たちに感謝。

カタクリ小屋

カタクリ小屋内部

カタクリ小屋周辺図
ここで1時間程の昼食休憩をした後、下山開始。
・薄曇りの中の下山、天気が悪いからだろうか鈴ヶ岳山頂には登山者が一人だけ。
急な下り、濡れた岩、木の根に注意しながら慎重に下る。
15:15登山口に無事帰着。

小屋を出発、下山開始

尾根のブナ林

鈴ヶ岳山頂


沢を渡る

三段滝

沢沿いに下る

登山口着

帰りに瀬領温泉せせらぎの里で入浴後、17:30野々市市役所着、解散。
 

※天気は悪かったですが、晩秋の山、ブナ林の味わい深い山行でした。
※鈴ヶ岳は思っていたよりも厳しい急登が続く山でした。
※キノコを期待していましたが、時期が悪かったのかほとんど有りませんでした。            



▲ 猪鼻山 ▲  2018年10月28(日)

             ※27日(土)の予定を変更

 参加者:流、尾川、任田、正来、乙崎、佐藤、尾川夫人   計7名

白山さん南参道駐車場8:009:10永井旅館→探勝路市ノ瀬口9:259:30市ノ瀬神社→10:50ブナ平→11:10パノラマ展望台→11:40ブナ平→12:05白山展望台(昼食)12:5013:20今宿口→13:30永井旅館→大嵐山→比唐フ湯→17:00白山さん南参道駐車場

・小雨模様の公園線周辺は紅葉が真っ盛り、ホワイトロードより素晴らしいのではないか。
・市ノ瀬ビジターセンターの隣に最近できた休憩所は外観、内観ともに山の休憩所とは思えない綺麗なレストランのよう。


市ノ瀬の休憩所

休憩所内部
・永井旅館裏にある探勝路市ノ瀬口から登山開始。しばらくは杉の樹林帯。探勝路というので緩やかな道かと思いきや、結構きつい登りが続く。
・30分程すると紅葉した美しいブナの樹林帯になり、落葉に覆われた道は山頂まで続く。
キノコを探しながら急登を行く。
11:10パノラマ展望台着。ここは探勝路の最高部、残念ながら雲がかかり白山は見えず。

猪鼻山はここから約50分登った所。明瞭な道は無く、付けられた赤布を頼りに薮コギしながら登ることになるのだが、この日は雨で薮コギの悪路を行くのは止めにし、今宿口方面に下った所に有る屋根のある白山展望台で昼食にすることにした。

探勝路市ノ瀬口

市ノ瀬神社

しばらくは杉林

濡れて滑りやすい橋


長い木の橋

急な上り

見事な紅葉

上物のクリタケ発見


ブナ平

夫婦ブナ

キノコを探しながら

木段の先に
パノラマ展望台
・下る途中で写真家の木村芳文さんと会った。紅葉と白山の展望を撮りに来たようであったが期待の沿わなかったのではないか。
12:05白山展望台着。ここからは、晴れた日には白山の絶景が望めるそうだがこの日は雲の中で見えず、近くの六万山が良く見える。
・今宿口までの登山道は急な下りの連続。濡れた木の根、岩で滑らないように気を遣う。
・半分期待していたキノコは少々、やや残念。

落葉に埋まる登山道

紅葉と落葉

急な木段を下る

白山展望台

昼食休憩

探勝路今宿口
・帰りに大嵐山のキノコを偵察、比唐フ湯で入浴した後17:00白山さんに帰着。

1日中スッキリしない天気の中の登山でしたが、素晴らしい紅葉に出合えて満足でした。
晴れた日に、猪鼻山山頂と日本一と言われる「子持ちカツラ」の木を観に行きたいと思う。




▲ 温泉山行(鳥海山・日本国) ▲  2018年10月19(金)〜21(日)

 参加者木谷、桶川、花池、流、尾川、
     山本(幸)、田森、任田、正来、中村(久)
乙崎、井村、木下、尾川夫人     計14名

19日 曇り
丸新ステン工業6:00⇒金沢東IC⇒北陸道・日本海東北道・・・⇒酒田みなとIC14:30鶴間池(散策)15:0015:20湯ノ台温泉「鳥海山荘」(泊)

20日 曇り後晴れ
湯ノ台温泉「鳥海山荘」6:056:35湯ノ台口登山口6:457:10滝ノ小屋→八丁坂→8:25河原宿小屋→あざみ坂→10:40伏拝岳→11:38七高山(鳥海山)11:4311:50分岐→12:15新山→13:00分岐→13:35伏拝岳→15:00河原宿小屋→16:10滝ノ小屋→16:30湯ノ台口登山口⇒17:55鳥海温泉「遊楽里」(泊)

21日 晴れ
鳥海温泉「遊楽里」7:459:20日本国登山口9:3010:45蛇逃峠→11:05日本国山頂11:2011:35蛇逃峠→12:25蔵王堂→12:50日本国登山口⇒朝日まほろばIC⇒日本海東北道・北陸道・・・⇒金沢森本IC1905丸新ステン工業


19日
4台の車に分乗して日本海側をひたすら走る。

宿に着く前に近くの鶴間池散策に向かう。紅葉は盛り、鳥海山は雲の中。
宿の食事は豪華、盛沢山で食べきれない程。食べて飲んで湯に浸かり極楽極楽。


展望台へ向かう

下に鶴間池

展望台

道路脇の紅葉

豪華な夕食

20日
・鳥海山登山(2236m)は、宿を出るときは小雨でしたが、登山口に着く頃には雨が止み、その後曇りから晴れになり、涼しい気温の中の登山となってとても幸運であった。
・紅葉は、登山口周辺は今が盛りのようで感動的な美しさ、カメラマンも多数。


出発前の宿のロビー

宿の外はあいにくの雨

登山口駐車場
雨は止んだ

立派な休憩所とトイレ

・歩き始めて30分ほどは石が綺麗に敷かれた登山道、滝の小屋辺りから先は高い木は無くなり、素晴らしい見通し。

山頂は常に眺められ、なだらかで美しい稜線、雄大な景色に圧倒される。
急な「八丁坂」を登り終えると河原宿小屋、小休憩を取る。ここからの景色も雄大。

登山口で

石が敷かれた登山道

早くも高い木が無くなり
雪を被った鳥海山が

滝の小屋

小屋の裏から鳥海山

灌木の中の登山道

葉の落ちたナナママド

八丁坂を登る

八丁坂を登る

八丁坂 5/八地点

横になびく木

やっと河原宿小屋が

河原宿小屋で休憩
まだ残る雪渓の縁を越え、最後の急登「あざみ坂」を登りきると雪が積った外輪山の伏拝岳に着く。
・ここからは山頂部の荒々しい全容が圧倒的な迫力で迫ってくる

遠くからは穏やかに見える鳥海山の山頂部は、凄まじい噴火口と外輪山に圧倒される。

川原宿小屋を出発

前方に鳥海山

岩がゴロゴロの道

大雪渓の縁を行く

まだ残る大雪渓

「あざみ坂」を登る

「あざみ坂」を登る

「あざみ坂」上部は雪

前方に伏拝岳

伏拝岳分岐

伏拝岳山頂

伏拝岳から火口を覗く

火口の中に新山
伏拝岳からの
景色(動画)
  
・外輪山を回って七高山へ。新山と七高山が鳥海山を代表する山。
流、山本(幸)、田森、井村の4人は、中央火口に有る溶岩ドームで岩だらけの凄まじい山新山に向かう。他の人達は新山に行かず来た道を引き返す。

外輪山を回る道

行者岳

分岐

七高山山頂

七高山山頂にて

七高山から見た新山

七高山を下る
新山へは薄らと雪が着いた滑りやすい岩だらけの崖を火口の底まで慎重に下り、そこから頂上へ登り返す。道は無く、印を頼りに慎重に両手、両足を使って登る。
山頂は狭く岩だらけで平らな所が無い。他の人と入れ替わりながら写真を撮る。
山頂を後に引き返す。

火口を下る

火口の底から見上げる

新山山頂

火口壁

新山山頂にて

新山山頂からの景色

新山山頂から下る

狭い穴を抜ける

火口壁を下る

新山山頂からの
景色(動画)

・分岐の所で他の人たちと約1時間遅れ、景色に感動しながら、写真を撮りながらも急いで下る。
滝の小屋に着くと、なんと全員と合流した。小屋の管理人に鳥海山の色々な話を聞きながら待っていてくれたらしい。
16:30湯ノ台登山口に無事下山。

分岐に戻り一息

大物忌神社と新山

日本海側

あざみ坂の起点

八丁坂

滝の小屋付近

登山口駐車場
車が増えていた

17:55
鳥海温泉「遊楽里」着。

夕食

夕食

21日
※日本国(555m)は新潟県と山形県の県境に有る山、かっての出羽海道の宿場町小俣集落に登山口がある。
花池さんは事情により山には登らずここで皆と別れ帰路につく。


朝の鳥海山

日本国登山口

花池さんと別れ
晴天の中13人での登山となった。
上りのコースは美しいブナの樹林の中の道、山頂まで続いている。
登山道はよく整備され、休憩所も所々に設けられていて歩きやすい山。
1時間30分程で山頂へ到着。広い山頂には休憩小屋、展望台、ベンチがあり大休止。
山頂からはどの山が朝日連峰、飯豊連峰か分からないが東北の山々、日本海が見渡せるとても気持ちの良い所。

登山口で記念写真

なだらかなブナ林

所々にベンチ

飯豊連峰、朝日連峰?

日本海方面を望む

明るいブナ林

蛇逃峠のあずまや

飯豊連峰、朝日連峰?



日本国山頂

山頂展望台にて

山頂で休憩

日本国 三角点
下りは蛇逃峠から蔵王堂登山口へのコースをとる。来た道より急な下り。
蔵王堂近くで山本(幸)さんが上物のスギヒラタケを発見、一面スギヒラタケだらけ。キノコ好きの何人かは夢中で採りまくる。

蛇逃峠から蔵王堂へ

蔵王堂

スギヒラタケが一面に
ここから少し下った所が蔵王堂登山口、ここから車を置いた小俣登山口までは旧出羽街道を約20分、宿場町の面影を残す小俣集落の中を歩く。屋号を表示している家々など中々趣のある所であった。
12:50小俣登山口着、ここで昼食をとり、帰路に着く。

小俣集落を歩く

宿場の名残の家

駐車場で昼食

※鳥海山は高い樹林も無い広々とした見晴らしの良い山。湯ノ台口コースは八丁坂、あざみ坂の急坂があったものの全体的にはなだらか、登山道も良く整備されていました。
※山頂部は火山らしく荒々しい岩だらけの凄まじい様相です。
※紅葉は登山口周辺が真っ盛り、いい時期に当たりました。
※日本国は新潟最北端の山形県境の山。低山ながらブナの樹林が続く景色のいい山でした。
※登山口の小俣集落は、旧出羽街道の宿場町の面影を残すところでした。
   



▲ 白山・別山 ▲  2018年10月6(土)〜7(日)

          台風接近のため中止